4.0
心中は往々にして悲惨だけれど
痴呆が進みつつも愛しい伴侶と、老化と持病進行で悩みを持つ自分、しかも身寄りがないとなれば、同じようなことは考えるかもしれない。
まぁ痴呆が進んだ伴侶を介護する中で、愛しさを持ち続けられることはかなり幸福なケースで、この夫婦は生きても死んでも幸福な夫婦だったんだと思う。
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痴呆が進みつつも愛しい伴侶と、老化と持病進行で悩みを持つ自分、しかも身寄りがないとなれば、同じようなことは考えるかもしれない。
まぁ痴呆が進んだ伴侶を介護する中で、愛しさを持ち続けられることはかなり幸福なケースで、この夫婦は生きても死んでも幸福な夫婦だったんだと思う。
介護の仕事をしています。保育士として働いていたこともありました。そして、田舎に住んでいます。色んなことが、オーバーラップして、いたたまれない気持ちになりました。でも、期待以上の作品でした。
少し予想外な展開もあり、切ないけどスッキリするラストでした。最期は一緒に逝けたら幸せなのかもしれない。。夫婦愛にほっこりしました。
儚くも切ない夫婦の物語
あんな最後が待っているなんて。
試し読みで読んで、買い始めたら止まらなくて一気に読んでしまいました。
色々考えさせてもらい、買って良かったです。
最期の方法の選択とその後の描写に現実味が無いなぁとも思いましたが、それはフィクションの良いところで、これはこれで良かったと思います。
ありえない話ですが老夫婦のお互いの思い周りのヒト達との関わりと起きてしまった事に対してそうするしか出来なかった事とが切ない
泣けました。受け取り方で解釈は
違ってくると思いますが、とても素敵な作品でした。
レビューに泣いた人が多いことに驚いた。美談っぽくかかれていると思うが、これを美談にしてはいけない話だと思う。夫婦それぞれの考え方があってよいとは思うが、感動はしないし、独りよがりに感じた。淡々と話が進んでいって山があまりない。退屈に感じる。
切ない。
どうにかならなかったのか?どうにかなったはず。
と思うのは、自分が健康な若者で自分の親族に何かあったときどうにかできるお金もあるからなんだろう。
それでも死ぬ以外の選択はないものかと、側から見れば思ってしまいました。
「あまりラクに死ぬと赤秋に申し訳ない」というような発言もあるし、最期はもっと苦しんだ痕跡が見えるとよかったです。
あれではまるで苦しんだ後がない。
そこだけ少し残念です。
ミステリー好きで読みましたが、涙が止まらなかった。