【ネタバレあり】さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポのレビューと感想（7ページ目）

絵が淡白だからガチレズやエロ期待してる人はあんまりオススメできないかな？
でも話的にはとても読みごたえあると思います。

タイトルは中身と少し違う

まず、レポといえばレポなのでしょうが、さびしすぎて…行きましたレポ、というよりは、さびしすぎての部分をかなり話数をかけて描いています。なので、インパクトはあるけど、本編の内容を的確に伝えるなら、もっと違うタイトルがある気がしました。

次に、今風にいえば、メンヘラ、ってくくられてしまうような女性の話です。ただ、なぜそんなに自分を傷つけ続けるほどの苦しみの中にいるのか、そのあたりは、本当の意味でまだご本人もわかるところまで至っていないのではないかな、と思いました。つまり、自傷行為の方が得体の知れない心の中の痛みよりもわかりやすくて落ち着く、という、作者さんの自己理解の段階が、すべてなのではないかな。

私の周りにも、よく思い出してみると、この人は隠しているつもりだと思うけれど、自傷行為を繰り返しているのだろうなと、こちらが気付いてしまう人が、確かにいたなと思います。だからと言って、本人が直接SOSを出してくれるわけじゃないので、やっぱり気づかないふりをしてあげることの方が大事なのではないか、もしこちらが気づいてしまったら、その事実がさらに本人を苦しめてしまうのではないか、と感じられて、なかなか周囲はどうしたら良いのかわからない、というのが本音だと思います。作者さんの気持ちはよく伝わってくるし、かといって、自分がもし作者さんの周囲にいたら、実際に関わることができるかと考えると、決して避けるわけじゃなくて、でも、そっとしておいてあげる方が良いのではないかと立ち止まってしまうかもしれない。そういう難しさの中で、さらに孤独を深めてしまうのは、寂しいなと思います。

私の場合は、大学を出たあたりで再会した高校時代の親友がそうでした。ホテルのケーキバイキングに誘ってくれて、でも食べている最中に、大量に食べては頻繁にトイレに席を立つ。。。再会したのに、心ここに在らずで、まさに作者さんが描いていた摂食障害のエピソードと重なりました。そういう時、その場にいても、たとえ友人でも、むしろ何もできないこともあるんですよね。

他者のことまで理解する段階に行けない、自分で精一杯のときは、他者になにかを求めるのではなくて、まず徹底的に自分と向き合うことが、結果的に自分に対する周りの人間の態度やその理由がわかるようになる方法なのではないかなと。それすら獲得するのが難しいから、辛いのかなと思います。

なんかリアルでした。主人公と同じ立場ではないけど、当てはまる所もあって。心の奥底にあるものを言葉で表現できるのがすごいです。

レポではない

タイトルさえ違えばもっと必要としてる人にリーチできる作品だと思います。
レズビアンの風俗という、目を惹くワードをタイトルに持ってきたかったがための策でしょうが…

リアルな

鬱と摂食障害。私も躁鬱病の摂食障害なので、主人公の気持ちや状況がよく分かりました。レズ風俗、その手があったか！

うーん、、

正直、エロさ求めて購入した自分が情けないです 笑笑
作者さんのこれまでの人生を描いている方が多く、性的な描写はほぼありませんね。
作品自体は否定するつもりはありませんか、タイトルを変えた方がいいでしょう。
大方の内容は「レポ」ではないように思います。

自伝的な

レズ風俗っていう衝撃的なタイトルに惹かれて、全部読みました。なるほど〜そういう経緯でそうなったのね、でっ？て言う感想です。病んでる友達の話を延々と聞いた感じです。

タイトルのインパクト

以前きゃりーぱみゅぱみゅさんが紹介してた本で、タイトルのインパクトが凄くて興味を持ち、読みました。
風俗のことメインと思いきや、作者さんの過去やどう変わっていくかが分かる、成長する話という印象を受けました

毒親育ちには染みる内容

自分の心の痛みを可視化させてくれるエッセイです。親に認められたい、自分を抑えてでもよく見せたい、仕事に対する不安定なモチベーションなど、ところどころに共感する箇所がありました。自分と向き合って深く理解することの大切さを教えてくれるエッセイです。

痛々しすぎて共感できない。

タイトルの内容を期待して読んでみると、ひたすら作者の自伝。しかもとても病んでいて普通じゃない。かわいそうかもしれないが、では例えばなぜ『バイト先のスーパーで具合が悪くなるのか』『なぜそんなにどこもかしこも体調不良なのか、傷が出来やすいとかやけどするとか』きちんと食べて寝ていれば治るのになぜそれをしないのかが描写されていない。そこが自分を美化している気がして共感できなかった。人は誰でもよわかったりつらかったり、かわいそうだけどこの人は一見それを『客観的に見ることが出来ています！』風に描いているが、根っこの部分が隠されているので気持ち悪かった。すっきりしません。