4.0
育児の参考になるよ
長子に対し、お姉ちゃんだからお兄ちゃんだからと、我慢させたり頼ったりする親がいますよね。子どもだって好きで長子になった訳じゃない。自分だって両親に甘えたいんだ!そのストレスが反社会的問題行動に至ったのだと思いました。全3話サクサクと読めました。
by
宮様まんじう
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長子に対し、お姉ちゃんだからお兄ちゃんだからと、我慢させたり頼ったりする親がいますよね。子どもだって好きで長子になった訳じゃない。自分だって両親に甘えたいんだ!そのストレスが反社会的問題行動に至ったのだと思いました。全3話サクサクと読めました。
読んでいて、
辛くなりました。
兄弟、姉妹の人なら共感できるかと。
刺してしまうことはしないが、気持ちはある。
親の子に対する接し方に偏りがある。
これを読んでいて、ふと思い出したのは
山岸凉子の
『常世長鳴鳥(とこよのながなきどり)』
こちらは本作品とは逆に
不細工な妹が、美人で病弱・親の愛を
独り占めする姉を殺害するという話。
まず親が自分の偏愛に気付いて
愛情表現を修正することが必要だと思った。
二人姉妹ですが主人公の不憫さに
胸が締め付けられそうに
なりました。
妹の性格の悪さもたち悪いなと思いましたが
一番たちが悪かったのは
両親の考えの甘さです。
妹を手にかけた主人公が全然悪くないとは
言いませんが
お姉ちゃんだから我慢しろとか
人によっては偏った考え方を押しつけられると
逃げ場がなくなり自分を追いつめてしまう。
結局自分の子どもたち二人の
これからの人生を奪ってしまった
罪は重いと思います。
自分の子どもたちがどんな性格かくらい
きちんと見極めなさいと言いたくなる
作品でした。