4.0
大正ロマン
お屋敷のメイドさんの服、お屋敷の描写、やたら仰々しい若旦那の部屋の内装など、大正ロマンを感じます。お手つきになる女中も確かに居たでしょうし、作中で言及されるようにその後の苦悩もあったんだろうなとしみじみしてしまいました。
主人公の女の子は素直で好感が持てますし、婚約者の女性も大人っぽく理性的で、無駄なストレスを感じることなく読めました。
若旦那の感情の動きをもう少し丁寧に知りたかったです。
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お屋敷のメイドさんの服、お屋敷の描写、やたら仰々しい若旦那の部屋の内装など、大正ロマンを感じます。お手つきになる女中も確かに居たでしょうし、作中で言及されるようにその後の苦悩もあったんだろうなとしみじみしてしまいました。
主人公の女の子は素直で好感が持てますし、婚約者の女性も大人っぽく理性的で、無駄なストレスを感じることなく読めました。
若旦那の感情の動きをもう少し丁寧に知りたかったです。
大正から昭和にかけての
3つの話からなる短編集。
大正や昭和レトロが好きなので
建物や小物、着物が丁寧に描かかれていて
好印象。
そのレトロな感じと絵柄が
現代物より合っている気がしました。
3つめの話が一番好きでした。
1つめ2つめの話もそうですが、
男性も女性も自分の意思で
結婚相手を選ばなかった時代。
3つめの話は結局、男は王子様に変身して
迎えに来られたからハッピーエンドなわけで
(美女と野獣みたいに)、
そのままの身分で、野獣のまま
お姫様をさらいに来てほしかったなーと
思いました。
ストーリー重視の方向けの作品です。
メイドと主人、永遠に結ばれない切ない恋のおはなし。家中のメイドに手を出す主人が、その昔愛したメイドに似たメイドと再び恋に落ちるのだが、お互いが本気になっても主人には許嫁もいて、決められた結婚をする。
許嫁にも恋した人がいて、結婚を機に相手が入れ替わる。主人と許嫁、許嫁の元カレとメイド。最後は向かい愛したメイドの子が出てきてびっくり。
エロシーンは割と淡白。
元々この作者が好きで読みはじめました。
数話読んだだけですが、もう既に続きが気になって続話購入するところです><
結構エッチですが色んな表情の描写が上手な作者だと思います☆内容も伴っていて、気づかない内にストーリーに引き込まれてしまいます...
禁断の恋?のようにも思いますが、続きを読みたくなる作品で好きです(*^^*)
一話目はよくある話。身分違いの恋。それぞれの事情。切ない思い。
絵も見易く癖がなくストーリーも淡々と進んでいきます。
二話目の婚約者と書生の恋の方が切なく美しかったし、好みでした。
三話目は一話目の息子が出て来ます。
ここでやっと繋がってたのがわかりますが、なんでしょ?何か一つ物足りなかったと感じるのは私だけかしら?
もう一度読み直してみたら変わるかなー。
私的にはさほど好きな絵柄でなかったんですが、読み進むと些細な事は気になりません。
ドラマ展開にドキドキし、心理描写にはうるっとくるくらい感情移入してしまう。この作家さんのストーリーは骨組も人物像の背景までしっかり計算されて描かれてると感じます。
切なさと、狂おしさまで感じるセクシーシーンも、素敵な場面の一つです。
おすすめです!
今作を「切ない」とか「儚い」など、ありきたりの言葉で表現するのは適切では無い。確かに切なくて儚い内容ではあるが、ともすれば、凡庸なシチュエーション、パターンになりそうな設定を掘り下げ、見事な物語に昇華させている。
そして重要なのは、これがTLではないと成立しないという点。作者の力量を大いに感じさせる。
身分違いの恋に苦しむお話が3つ入っています。
個人的には、最後のお話が1番グッと来ました。
TLなのに、心理描写や時代背景がしっかりと描かれていて、とても読みごたえがあります。
エッチシーンもありますが、ドキドキするというより、切なくてキュンとして泣ける感じです。
絵もきれいで読みやすいので、オススメです!
ストーリーの時代背景がまず珍しくて読み始めましたが、ストーリーと絵がうまくマッチしていてどんどん読み進めてしまいました。
いわゆるハッピーエンドという形ではないのですが、これはこれでありだな、と思える結末。
エロな要素もあるのですが、不思議と品もある不思議な作風だなと思います。
気になる方にはオススメです(^ ^)
二話めは婚約者のほうのお話で、三話めは次の世代のお話です。