みんなのレビューと感想「外道の歌」（ネタバレ非表示）（177ページ目）

極めつけダークですけれど・・・秀逸。

暴力的なシーンは目を背けたくなるような恐ろしさ・・・。その恐怖をモノトーンの劇画で読者に突きつける表現力が秀逸です。作中にあるような、無辜の市民がいわれなく殺害される惨劇も、悲しいかな実際に起きています。しかし理不尽に家族や親しい人を殺められた人の無念は、法律では晴らすべくもありません。人権の名のもとに、被害者に比べてあまりにも加害者の権利が守られているからです。現行の司法に縛られず、悪を存分に成敗してくれる存在があればという市民感情に指示される作品であると思います。

成敗感あり

少年漫画なので、絵は男っぽいけれど、自分の周りに一人はいるであろうイラッとする人間をこの話がかわって成敗してくれているような感覚で読むことができる本だと思います。正当な成敗じゃないのがよりすかっとします。

考えさせられる

無料分の途中から、実際にあった事件に似たような内容があるような…
金や地位で悪事が明るみにされないような、リアルな世の中のイラだち？をこの漫画で少しだけスッキリさせられると同時に、世の中それでいいのか、と考えさせられる。

中々の

話が飛び飛びになるけど結構構成は楽しい作品です。

カモさんの過去が切ない💦
犯人に復讐しても、捕まってそれなりの刑を受けたとしても、故人はもう戻らないんだよなぁ。。。でももし身内が (ペット含め)この話に出てくるようなことになったら、自分も正気でいられるかわからない。

私はこうゆうの好きです。とても切なくなります。とても考えさせられます。確かに残酷なシーンがあり目を伏せたくなりますが、その奥に隠された生きるしんどさみたいな気持ちがグッときました。

えげつない復讐だな

闇の復讐屋が
被害者家族を代行して
加害者に復讐する…
グロテスクな部分は
あるものの、
被害者の無念を晴らそうと
行動する思いから
実際にあってもいいと思ってしまう。

続編になって魅力が増した。

凄まじい展開は相変わらずだけど、たまに息抜き回があるのでちょうど良いアクセントになっていて、読み続け易くなっている。有害図書扱いしている地方の教育機関があるらしいが、世の中のキレイなもんばかり並べているのは捏造以外の何者でもない。

人間ドラマ

「善悪の屑」の続編。やはり復讐シーンはエグいですが、濃厚な人間ドラマは読者を惹き付けます。思わず、無料分以上に読んでしまう、力のある作品です。

最高

なかなかスカッとする。グロいようで全くグロくない。何回に一回単位で間に入ってくる小話(スピンオフ的な感じ)がよくも悪くも箸休めな感じで心地よい。一時映画化話で話題になってたが、この独特な空気感は漫画ならではの魅力。まあ確実に好き嫌いは別れると思うが。