みんなのレビューと感想「ダークネス」（ネタバレ非表示）

緋沙は大変美しく賢く気高く強い女性です。1番のポイントは、闇の世界を愛し、その実現の為には自己の犠牲を厭わないことです。久世は美しくこれまた闇の世界を愛し、文字通りその世界に君臨しています。その為には人を人とも思わず、犠牲を出しても心が全く痛みません。2人は確かに愛し合っていた、けれどもそれは普通の男女の愛し合うとは違います。ああいう絆、愛し合い方もあるのだなあ、と思いました。それも相当強い信頼で結ばれています。常人には理解できませんが。でも緋沙たち女性の62歳であの老けようはないよね、とは思いました。あれほど美しかった緋沙が。70代、見ようによっては80にも見えました。それとも今の時代の人たちが皆若く見えるだけで、昔はあれが普通だったのだろうか。

美しく魅力がある故に男に執着される主人公
叔母さんの旦那寝取ったとか言われてまじで可哀想
オッサンが勝手に執着してただけだったのに
叔母さんは呑気に妬いてないで守ってあげて欲しかったわ
あと攫ってきたきれいな女を娼館で働かせ客の日本軍上層部の相手をさせ、戦時中の貧しい日本で莫大な利益を得ている最低男がカッコいいヒーローみたいな立ち位置で出てくるのが気持ち悪い
横暴で最低な軍の連中も気持ち悪い
軍国主義はダメですね
どこもそうだし今もそうじゃないとは言えないんだろうけど、戦時中の日本って本当最低で気持ち悪いと思いました

この時代なので、女性の武器を使ってのし上がるのは致し方のないことかなと思いました。
ただ、久世と離れなくてもよかったのではと思ったり…
女性が置かれていた立場など、勉強になる作品です。

話の内容的には面白いと思う。
けどいささか主人公の魅力ってやつに
頼りすぎか？
魅入ってしまうんだろうけど、
こちら読者としては？？？分からない。
顔に高揚するタッチが多くあるけど、
魔性の魅力ならいちいちそれは無いだろう。
無情にクールにいて欲しかったかな。
あと気になるのが顎が尖りすぎていて
話に集中しづらい。

７６話まで読みました

終戦直後の混乱期の、あまりおおっぴらに語られない部分を
赤裸々に描いている点は参考になりました
とはいえ、どこからどこまでが脚色なのか判断が難しいのですけど…

面白い

時代背景がしっかりしていて面白いです。ただ、ちょっと絵が苦手かも。あこがとがりすぎてて…。とはいえ面白いのでよんでます。

魔性

この作家さんは「うらめしや」から読み始めたけど、たくましい女性が主人公なのがとても好感。ただ、絵が昭和臭漂うんだけど、古い作品なのかなぁ？

絵がきれいでストーリーも面白く主人公のひさはとても魅力的な女性です。それゆえに日本人もアメリカ人も男性がとても愚かで見苦しいです。特に米兵は最低。全てではなくとも戦争は人間の本性(最も醜い部分)をさらしますね。

王道レディコミ

ハードなえっちしーんあり、歴史物語でもあり、ヒロインの成り上がり物語でもあり、王道のレディコミ
ヒロイン緋紗の男をくるわす色気と魔性VS男主人公の女を道具にする戦略、読み応えあり

時代と闘う女性

初めは性的要素に目がいきますが、読み進めていくと主人公の逆境にも負けない心の強さに惹かれていきます。戦前・戦後の混乱の中で必死に生きていく主人公がどのように這い上がっていくのか。毎話が楽しみです。