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戦う男
男とはこうも熱い物だったか
この熱さを思い出させる作品
一歩間違えれば胸焼けするくらいだがそこがいい具合に表現されている
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男とはこうも熱い物だったか
この熱さを思い出させる作品
一歩間違えれば胸焼けするくらいだがそこがいい具合に表現されている
なぜこの国が太平洋戦争へ突き進んでしまったのか。
石原莞爾と岸信介を「良い人」に描いてる時点でアウト。
石原莞爾は口先三寸で戦犯になる事をのがれ、何の責任も取らず天寿をまっとう。
岸信介の孫のアベの今している事を見れば、為政者が我々国民は虫ケラかとしか捉えていないとよく分かる。
単なる男のロマンとヒーロー感覚で国は燃え尽き、どれだけの国民が犠牲になったか。その事がよく分かる、反面教師としてはよい漫画です。
戦前の時代設定で、なかなか話が飲み込めない事もありますが、なんど読見込んでいくことによって、ワールドに引き込まれていきます。
本宮さんのマンガは昔、ヒーローとうかパワフルな主人公でしたが、最近等身大に合わせた主人公が多い。
この国燃えるが最たる物語
国を想う役人の主人公。
今の日本にこのような志しを持つお役人はどれほどいるのかな?
政治家も見てると期待が持てない日本。
国を作り、国を動かす。
その根底にどんな想いを持つのか。
様々な葛藤や思いが交錯する中、時代の波の中でどのように生きていくのか。
熱いです。
日本が戦争に突入していく時代の歴史で、
知らないことも学ばせていただきました。
激動の時代に、大局を想い、人道や精神性を掲げて、
それぞれに闘った人が、いつの時代にも、数少ないけど、
いらっしゃるのですよね。大きな流れしか解らない、
歴史の授業では、学ぶことは出来ないですね。
主人公のキャラクターがほっと安心出来て、好きです。
当時の厳しい社会情勢において、時代のうねりをものともせず、したたかに厳しく見つめ進んでいく主人公の強さに心打たれます。
父が読んでたので、少し読んだんですが普通に面白かったです。ただ女性むけではありません。
結構読み応えあります!
ジョンジュルジャップやカンジュルジャップ、満州事変に繋がるストーリーは様々な漫画や読み物で取り上げられる題材です。
その中で本宮作品がどの様なストーリーを描いていくのか楽しみです。