みんなのレビューと感想「健康で文化的な最低限度の生活」（ネタバレ非表示）（20ページ目）

生活保護を受ける側、受けさせる側の気持ちや言い分。
両者ともに沢山の悩みや葛藤があるんだなと、考えさせられます。

福祉行政の勉強になります

福祉事務所で働く主人公が悩みながら成長する姿が描かれている作品です。しかし、私は生活保護の支給決定のプロセス、アルバイト収入分の返納、家庭訪問での注意事項など、福祉行政の内情が、とっても勉強になる作品でもあります。めっちゃおすすめです。

リアル

リアル過ぎて心の負担が大きいので、途中までで読むのをお休みしています。生活保護受給者を支える行政職員の苦労と苦悩が本当にリアルに描かれています。

たいへんなお仕事だと思います。いいことばっかりじゃないので好感が持てました。と同時に実際こんなケースも沢山あると思うとぞっとしました。

意外とそうかもです。

本当に生活に困窮していたら、そんなものではないと思いますが、現実にはあると思います。作者が主人公ばかりに力を注いでいなくて、周りにいる人もしっかり描いてますね。就職してこういう雰囲気だったら、私には勤まらないと思いました。

ケースワーカーではないですが、義経さんと同じ職種です。無料分しか読んでませんが、色々考えさせられます。最低限度の生活のために守らなくてはいけない命、ですがそれに使うのは税金です。そして法律などのルールがある。自分の気持ちだけでは動けない、でも理解し寄り添う。毎日、何かの狭間でベストを尽くしています。
新人は特に法律などの基本知識がないのにベテランのような顔して対応しないといけないので大変です。窓口では一人前のふりしなきゃいけないのに相手は千差万別。がんばれ、義経さん。

社会への問題提起

社会への問題提起を題にしてるかなと思いますが、すべてが、そんな人ばかりじゃないと思います。否定もしませんが肯定もしません

すごくわかりやすくて、サラサラ読みました。
役所で働いた経験がありますがよく雰囲気とか特徴を捉えてるなぁって思いました。最後まで読もうと思います。

生活保護を題材としてたのですごい真面目な話しかなと思っていました。新人の義経さんのイマイチなところがたまに、イラモヤっとします。

色々な人がいて、色々な人生がある。税金を扱う以上、私情が入ってはいけない。働ける人には自立を促さなければならない。定期的な家庭訪問など、生活保護課は知識とフットワークが必要なんだと感じました。