【ネタバレあり】ふれなばおちんのレビューと感想

ラストは…

ラストはなんだか個人的には納得がいかなかったのですが、
彼が引っ越してしまう直前、旦那さんが…な、流れは
ハラハラしまして、そ　ストーリーに引き込まれてしまいました。

勿論そのほかのシーンも、丁寧に物語が紡がれていて、あっ！という間に読み終えてしまいました。

男性が、、、

男性の魅力がいまいち伝わらないんだけど、主人公の葛藤はとても共感できる！幸せになってほしいなぁと思えます

既婚女性の心情が絶妙に描かられてて、共感してしまう。いくつになっても女性で見られたいし、言葉にしてほしいし、触れ合いも必要。不倫してしまう気持ちもわかるほどなんだけど、腑に落ちないのは、なっちゃんはどこで恋に落ちたのか。そこがいまひとつ描かれてなくてスッキリしないし、久しぶりに恋した自分に酔ってる印象を持ちました。でも2人の行く末が最後まで気になる作品だったので、読んでよかったかな！

こんな

モテる男性は、自分に興味を示さない女性が気になる傾向がありますよね。と思いながら読んでいたら最後の展開に驚きました。

面白い

これはおばさんに刺さります。隣に こんなに素敵な人がいて自分に好意を持ってくれたらどんなおばさんでも変われると思います。

最後まで

最後まで読みました。なんじゃかんじゃとあって、でも結局一線は超えない。そこに作者の美学がありますが、何もそんな辛いエンディングにしなくてもいいのにと思いました。

どのキャラにも感情移入できず…。絵的なことだけじゃなく魅力に欠けるように感じました。もう少し価値観のしっかりした揺るぎないキャラがほしかったです。

母は女捨ててるの

長女、長男、優しそうなご主人普通な家族の母､家庭あるあるの社宅生活噂話が好きな御婦人達の生活環境のなかで母が娘の一声､母にはいつも綺麗でいてほしい願望､主人公の変身に期待が高まります。

まさかの結末…

途中だらけて抜けてますが、最期のあたりを読んだらまさかの結末…。
でもきっとこれで良かったのかなぁと無理やり納得しています。

恋と愛の違い

普通の主婦・夏が夫の部下（龍さん）と恋に落ち忘れていた女の部分を取り戻す。会社員と劇団員の二足のわらじを履き、恋愛に対してのめり込むことなく飄々として、けして本当の自分を出すことなく生きてきた龍さん。そんな2人の純粋な、でも許されない恋。2人の純粋な気持ちのやり取りに、胸が締めつけられました。夏の夫は、真面目に家族のために生きている人。そんな旦那さんが夏がパート先でパワハラに遭っている現場に踏み込み、冷静かつ大人の対応で夏を守るシーンがありましたが、そのシーンでは、大切な人を守ろうとする男の愛というものを感じて、夏と龍さんの関係とはまた違う深くて強い愛情に1番泣きました。
恋という感情と、愛情の対比がうまく描かれていたように思います。
多くの方が書いてるように、龍さんの事故を思わせるラストは、個人的には俳優として成功する龍さんを心の中で応援しながら家族との生活を守り続ける夏さん…という展開で終わるのを想像（期待？）していたので唐突に終わった様に感じたりもしましたが、見方を変えれば、恋という激しい感情（夏さんと龍さんの関係）は長続きするものではなく、穏やかな愛情（夏さんと旦那さんの関係）はお互いの努力で日々を積み重ねていくという事の対比を表しているのではないかと思うと納得がいくラストだったかもしれません。
かつ、夏さんの胸の中にずっと忘れられない恋として残り、龍さんの存在を恐れた旦那さんが自分なりにケリをつけて救われ、大切な恋を綺麗なまま胸に秘め続ける龍さん3人ともがある意味ハッピーエンドになるのは、このラストだったのかもなあ…とも思いました。
普通で極々ありふれた、でも人として一本筋が通っているヒロインを描かせると最高の作者らしい、大人の恋愛ストーリーだと思います。一読の価値ありです。