【ネタバレあり】神様のジョーカーのレビューと感想

佐原ミズさんは好きですが微妙。

原作が違うので仕方ないですね。
途中とても気になったので全巻読みましたがFinの文字に作者が全てを任せているように思います。
幸せを呼ぶ不幸は輪廻の様に続いていくって事なんだろうけど、だからってラスト投げ過ぎ。
あの子なら最後はスッキリするなりドロドロするなり明確な最後が作れそうなのに…もう少し続いた方が満足感も納得も出来る気がします。中途半端。
ここから2部みたいな感じで続いたら違うパターンの話が見えそうなのに、思いつかなかったのかな？元々そこまで長編じゃないんだろうけど、買って損した、気になって損した気分になりました。
設定だけに拘って作者のキャラクター愛が感じられない。読んでる方もそんな奴らのことはどーでも良くなる。

無料分を読ませていただきました。
誰でも願うことに｢代償｣が必要だと、もしかしたら思い込みでは？と思う主人公、それを証明しようとする恋人……。
もしかしたら、神様はいるのかもしれませんが、そんな「神様のいう通り」の人生でいいの？

スッキリしない…

面白くて最後まで一気に読みましたが、もやもやしてスッキリしません…
因果応報、諸行無常、運命は人間の力じゃどうにも出来ない、どうあがいても結局お釈迦様の手のひらの上ってことなのかもしれませんが、それにしてもなんの解決もない、希望もないまま終わってしまいました。
後ろ向きになって落ち込んでしまうので、心が弱っている人は読まない方がいいかも…