【ネタバレあり】[小説]男装王女 皇帝の淫らな指のレビューと感想

割と早い段階で堕ちます

いわゆる、くっ殺系かと思ったのですがそんなこともなく、本編のかなり早い時点で女性であることがバレます。
そのあと、女性であることを弱味にヒロインはヒーローにいいようにされていきます。

訳あって男装していた王女が ヒーローに密かにバレて 女としての悦びを教えられると行った感じ。
内容がもっと濃くても良かったかなと思います。

かなり年上のヒーローですが、ヒロインの初恋の相手。奪い方は強引でしたが、ヒロインが男装している事を隠しつつ、ちゃんと国主としてやっていけるように指導し、女性でも王位を継げるように画策していた所などさすがです。キュンとしました。

出だしは良かったけど

ずっと憧れていた皇帝に女だとバレた時に「自分は王子だから感じない！」と息巻いた割には初っぱなからアンアン言いっぱなしだし、まだ内乱が収まってないのに他国に１ヶ月以上滞在、しかもその間自国の情勢を把握する気ゼロ。

よそ者の皇帝陛下におんぶに抱っこで全部解決してもらってる。

ヒロインの魅力はどこへ？

男装を解いてドレスを着たらすごい美人でした☆という変身シーンは楽しめました。

まあまあ

まあまあ面白かったです、正直絵は苦手な部類でしたが話はよかった。
他のレビューにある通り最後が少し残念。

面白かった。漫画の方から入りこちらを読んでみたけど、漫画の方では書けない細かい背景的なストーリーがわかっていろいろ納得できました。ラブラブでいいわー。アンリに惚れてそこまで手回ししちゃう皇帝陛下も可愛い。純粋なアンリだからこそ、陛下もほしくてほしくてたまらなくなっちゃったんだろうなっていう♪ あーまたこんな話読みたいです♪

よくできたお話しで一気に読みました

てっきり母王妃とヒーローが手を組んでて、なにか考えがあってヒロインを送り出したのかと思ってたから、その後特になんの関わりも出てこず、
どうやって閉めるのかな〜？と思ってたから終盤のやや強引な展開にはちょっとがっかり
と思ってたら、まさかのエピローグに
なるほど〜そうきたか！って感じでした

ポールの正体は何となくわかってましたがそこまで腹黒な理由とはね

ソーニャ文庫も読むからそんなに衝撃ではなかったけど、それまでが本当に理想的なヒーローだったから受け入れられない人もいるかもです

ラストでびっくり

ラストが衝撃でした。
だったのでどう評価して良いかわからず、「そこまでしてヒロインを手に入れたかったのね」と好感触の人もいるかもしれませんが全てはヒロインを妻にする為の策略だったわけで、後味が悪いです。

ラストにドン引きしました…

お話の構成も人物描写や表現もとても素敵で、決して面白くなかった訳ではないのですが、ラストがあまりにも衝撃だったのでどう評価して良いかわからず、「これ、思ってた程ハッピーエンドじゃなくない！？」という意味を込めて星を減らしてみました。

え？だって結局は全部王様が裏で糸を引いていたんですよね？
全てはヒロインを妻にする為の策略だったんですよね？
敢えて妹との結婚を持ちかけてヒロインの弱味を握ったり、王宮に匿って自国を放置させて事態を悪化させたり、しかもヒロインの叔父さんの片腕として彼の悪事を助長していたポールという男も、実は王様の指示で動いていた彼の腹心の部下だったんですよね？

そうやって国を混乱させてヒロインをわざと追い詰めつつ、それを助ける振りをしながら自分の思い描いた選択を彼女が「自主的に」選ぶように誘導して、最終的にはヒロインの国を保護国として支援してあげますって、完全に国ごとヒロインを支配下に置いたと、そういう事じゃないんでしょうか？

王族としてより良い道を選べるように導いてくれる人だと、彼女は心から王様を信頼し慕っていましたけど、これじゃむしろ教育というより洗脳に近かったんじゃないかと思います。彼女が悩みながら出した結論もそこに至る過程も、全て王様の計画通りに動いたからこその結果だったと知った時は、こんなにも自分のパートナーの自主性を無視できる人がいるものかと、ちょっと背筋がゾクッとしました。
今はまだ年若いヒロインも、これから成長していけばいつかこのカラクリに気付くかもしれません(少なくともポールの正体くらいは掴みそう)。その時、ヒロインドン引きするんじゃないかなぁ…と、ハッピーエンドのはずなのにその先を想像して怖くなりました。

パッと見は、国の困難に際したヒロインが包容力豊かで優秀な王様の導きを得て成長していくお話です。
でも本当は全部王様の手のひらで転がされてるだけなんです。
光源氏が紫の上を自分好みの女に育てた…とはちょっと違うかもしれませんが、ヒロインの成長を望み、自主性を尊重している振りをして、実は彼女を思い通りに支配している男性なんて、パートナーとして持つには怖すぎる！

ヒロインがこのカラクリに気付かなければ多分一生幸せなんでしょうけどね。ネタバレされた読み手としてはこれをハッピーエンドと言って良いのか…正直分かりませんでした。

面白いです

幼少の頃から男子として育てられてきたアンリとそれを知らずしてアンリの女としての魅力に惹き付けられてきたジークヴァルトの恋。



ストーリーがしっかりしていて最後まで楽しんで読めました。

アンリの叔父がただただ悪役で描かれるのではなく、そうなったいきさつや心情まで描かれていて奥が深い話になっています。


ヒロインのアンリは守られるだけの姫ではなく、ジークヴァルトの深すぎる愛と器量で甘やかされつつきちんと成長している所が好感が持てます。


ジークヴァルトがとにかく素敵(笑)こんな男が理想だーと思えます。


絵は好みではありませんでした。
うすっぺらーい感じでもうちょっとジークヴァルトは威厳があるように描いて欲しがった。