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沖田×華先生と編集部から「透明なゆりかご」へのコメント

沖田×華先生からのコメント

沖田×華 高校生で産婦人科医院の見習いバイトをしていた時、一見何の変哲もない妊婦さんが、実は様々な事情を抱え、産む、産まないという選択を迫られている場面を幾度となく目にしました。妊娠、出産は喜びがあり祝福される反面、時には辛く悲しいこともあるのも事実です。『透明なゆりかご』には「正しい答え」はありません。ふと、「自分とは違う命が現れたとき、何を思い、どのように向き合うのか――」を考える日が来るかもしれない。そんな時に読んで頂ければと思います。 沖田×華

プロフィール
1979年2月2日富山県魚津市生まれ。
小学4年生の時に医師よりLD(学習障害)とADHD(注意欠陥/多動性障害)の診断を受ける。
母の勧めで看護師になるために看護学科のある女子高に入学。高校3年生の時に産婦人科医院でバイトをする。
高校卒業後看護学校に通い、22歳まで看護師として病院に勤務。
その後、2008年漫画家としてデビューを果たす。
2014年『透明なゆりかご』連載開始。

講談社Kiss編集部からのコメント

沖田さんが産婦人科医院で働いていた期間はわずかですが、体験したことは濃密で、そこから生み出される物語に編集部も読者の方たちと同じように衝撃を受けています。この作品の第1話は沖田さんが一晩で描き上げました。しかし紙面に発表するまでには少し時間がかかりました。一時は埋もれてしまう可能性もありましたが、沖田さんが描く「小さな命」の力強さのように世に出ることが出来ました。まだまだエピソードはたくさんあります。これからも「命の多様さ」について沖田さんならではの視点で描いていってくれると思います。どうぞ応援よろしくお願いいたします。 Kiss編集部