かんかん橋をわたって
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あらすじ
住み慣れた「川南(かーなみ)」から、橋ひとつ向こうの「川東(かわっと)」に嫁いだ萌(もえ)は、上品で優しい姑・不二子(ふじこ)に引き目を感じながらも嫁としてなじもうとしていた。ところが萌の時だけ米がうまく炊けないなど、日々に違和感を感じるうちに、恐ろしいことがわかってくる。町の人が耳打ちした「気をつけたほうがいいわよ。あの人は『おこんじょう』だから」とは? 恐ろしさに身震いが止まらない! 嫁と姑の千日戦争!
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ユーザーレビュー
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これは…!
他の方々もレビューしている通り、少年漫画です!まあ…少年誌では描けない描写もありますが。
最初は嫁と姑のイビリ合戦と言うか、姑のゲスい嫌がらせを嫁が爽やかにかわせる様になるまでが描かれまして、その後の展開はその時に培われた知恵と友情を駆使して街を牛耳るボスを倒して街を物理的にも心理的にも解放するって感じです。
最初、読み始めた時には「うっわ、こんなイビリマジか!こんな事を思い付いて実行する奴マジキモい!」な気持ちにしかなりませんでした。何故こんな事が行われてしまうのか、街中の嫁姑の関係はおかしすぎる、と。ですが街の秘密が明らかになり、ヒロインの姑の意図が理解できた時には「姑よ…どSが過ぎるだろ…!」とムネアツ間違いなし。あのイビリの日々は真っ直ぐすぎるヒロインにさりげなく力を与え戦う算段を整えさせる為の鍛練だったんスね押忍!
つまり、姑はヒロインが古き言い伝えにある青…くはないかもしれない衣の者であることを見抜いてはいたが、武器を全く持たずに素手で敵陣に乗り込む勢いのヒロイン故、先ずは敵の存在を知らせずに素で地域の人間に受け入れさせ、その後嫌がらせと言う形で戦い方を教え(んもぅ素直じゃないわねぇ☆)真の敵の存在に気付かせ、ヒロインをジャンヌダルクに仕立て上げつつ、自分も老いた身体にムチ打って援護するっつー、おいマジか姑アツい!な話であります。そして伝説の勇者はかんかん橋に降り立ち、失われまくっていた地域の絆を結び直し、失われていた記憶を取り戻した夫とも再開し、遂に人々を正常な生活に導いたぜウホーイな物語です。(つまり、の使い方に齟齬あり。)
最終話は泣く。赤ちゃんの賢さと健気さに泣く。フィクションだけど泣く。御老体お二方の行方は謎だけれども、ボスがおこんじょうにドヤされヒーヒー言いながら旅してる姿を想像すると、何か笑えて来るから不思議。物足りない人がいるかもだけど、私はアリな結末。
マイナスの理由は余りにもエグい仕打ち満載だから。でもヒロインの変化と大切な人との絆を知る為には前半も読むべき。
イビリの性質を変えて忍の世界で話を作り直しても違和感無いかも知れない位、少年漫画な冒険活劇と言えるかもしれません。by 匿名希望- 55
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5.0
展開ヤバすぎ
なんだこの展開。
某少年誌でいうところの
「アンケート結果が良かったので、
連載を延長しました」
さらには
「連載延長してたら、最初は恋愛モノだったけど気付いたらバトルものになりました」
という、あるあるを思い出しました。
いきなり一気読みをした位、おもしろかったですよ(笑)
クライマックスの展開は、ちょっと都合良すぎな部分もありますがby もぅもぅうしさん- 45
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5.0
引き込まれました!
ただの嫁姑の確執の話だと思ったら大間違いです
中盤からものすごい展開になります
ありそうな日常の世界からありえないようなラストです
最初はお義母さんが意地悪で酷い人だと思っていたら、だんだん実は魅力的な人に見えてきてでもやっぱり謎めいた人でした
愚者の皮の作者さんで興味を持ち読みましたがとても引き込まれ一気読みです
レビューが少ないみたいですが読む価値ありますby mmooo- 29
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4.0
嫁姑問題かと思いきや!
想像の斜め上をいく展開でした。
嫁姑の辺りで読むのをやめた方には、終盤のストーリーは想像も出来ないと思います。
時代考証とか、細かいことは抜きにして
大きく広げた風呂敷をきちんと回収する作者の腕前を感じました。
主人公の強さ。
はじめは何でそこでガマンするの?
何で夫に言わないの?
とイライラしましたが、そうして耐えることで生まれるものもあるのだな、と感じました。
まあ、自分に置き換えるのはイヤですが(笑)by こうこはママ- 26
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5.0
嫁姑バトルは最初だけ
最初は嫁姑バトルの漫画かぁと思ってたら、だんだんとスケールが壮大に。そして話が進むにつれ不二子の顔が妖怪のように笑
この展開私は嫌いじゃないです。ありえない感じがまたおもしろい。一番衝撃的だったのは萌の出産の時、もしかしてと思ったけどあの人が取り上げてしまうとは…あれは間違いなく精神おかしくなるわ。美津井さんに暴力半端ないし。修羅場感半端なかった。
ご新造さまは一体どんだけの権力者なんだ笑
最後、ご新造さまの顔をみんなに晒して欲しかったなー。by なるとめんま- 24
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4.0