【ネタバレあり】潔く柔くのレビューと感想（36ページ目）

素晴らしい作品でした

オムニバスのようで、実はそれぞれの登場人物が後々繋がっていくという秀逸さに脱帽しました。

そして一人一人のそれぞれの物語…
気持ちであったり行動であったり…

改めていくえみ綾さんて凄いんだなって思いました。

個人的にはカンナの、相手(主にハルタ)からはまだ気持ちを何も言われてないというところに共感しました。

そういうこと、あったな〜と。

そして最後らへんで禄に片耳に髪をかけてよーく聞いてるよってポーズで気持ちを聞く場面も良かったし、それに答えるカンナも良かった〜

欲を言えば、もっとカンナと禄のラブラブっぷりを見たかったですーー

他のキャラクター達もみんな、愛おしかったです。色々親近感あり。

最初は、さわやかな恋愛のストーリーなのかと思いましたが、カンナとハルタの切なすぎる展開がとても胸を締め付けられました。伏線や展開もさすが、引き込まれる作品です。

巻によって登場人物が変わるけど、皆どこかでハルタやカンナの二人に繋がっている。
いくえみ先生らしい伏線と回収。
最後はカンナが幸せになれて良かった。
ラストのハルタと思われる手を握って、羽がぶわっと舞い上がるのは泣けた。
ハルタもようやく苦しみから解放されたのかな。

ただのオムニバスドラマ

かと思いきやどんどん横との関係が繋がっていく。
いくえみさんさすがだなぁ。
お気に入りの話はいちえちゃんとキヨ。
そしてやっぱりカンナとロクちゃん。
この二人が出会って、共に生きる道を選んでくれて心の底から嬉しい！

長いお話

幼馴染のハルタの死が自分のせいだと思っているカンナとその2人をとりまく世界、人たちのお話です。お話は短編のようですが、結局すべてカンナやハルタとつながっています。いくえみ綾さんの作品はいつもそうですが一筋縄ではいかず、なかなかうまくいかないところで歯がゆく感じるところも、それも全てリアルですごくおもしろいです。キラキラした少女マンガとは違います。ぜひ読んで欲しいです。

カンナはハルタのことを恋愛対象としては好きではなかったのかな。気持ちに応えられなかった罪悪感を引きずってたってこと？すごく深い作品でいろんな妄想をかきたてる。
言葉のチョイスというか、発想がすごい。
もう一回最初から読もうかな。

カンナは、ハルタを幼なじみ以上には見れなかったんですね。まさか禄ちゃんとくっつくとはびっくりでした。

主人公だけじゃなく、色々な人の視点から物語が進んでいくのがとても面白かったです。話の内容は重いです。切なさはあるが、ちゃんと救いがあります。

学生の頃好きだった作家さん。
こちらは未見でした。
今回、何となく購入してみて、止まらなくなりました。
おこがましいけど、少し自分と重なるところがあって、、途中は読んでて辛かったけど、どうしても最後を見届けたかった。
魅力的な男の子がたくさん出てきましたが、彼とお似合いなのでは、、と思っていたら、その通りになって、本当に良かった。

生物の梶間

生物の梶間が好きだー。人に対して無関心そうで実はそうではないところ。年上に見えない先輩との驚くような展開と恋。漫画の人物ですが魅力的である。