[小説]風を道しるべに…

風を道しるべに…
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あらすじ

あたし、白鳥麻央。14歳。パパは、貿易会社を経営していて、ママは元女優さん。家は、あの田園調布にあって、学校は、世間じゃ有名なお嬢様学校なの。親戚づきあいをしてる、ご近所の東郷家には、貴志さんと比呂志君の兄弟がいて、どちらかが、あたしの未来のお婿さんらしいの! パパとママは、今、ヨーロッパ旅行中。この時は、あたしの未来に何が待ってるのかなんて、もちろん知らなかったんだ……。

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  1. 風を道しるべに…(1) MAO 14歳・春
    風を道しるべに…(1) MAO 14歳・春
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。14歳。パパは、貿易会社を経営していて、ママは元女優さん。家は、あの田園調布にあって、学校は、世間じゃ有名なお嬢様学校なの。親戚づきあいをしてる、ご近所の東郷家には、貴志さんと比呂志君の兄弟がいて、どちらかが、あたしの未来のお婿さんらしいの! パパとママは、今、ヨーロッパ旅行中。この時は、あたしの未来に何が待ってるのかなんて、もちろん知らなかったんだ……。

  2. 風を道しるべに…(2) MAO 15歳・夏
    風を道しるべに…(2) MAO 15歳・夏
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。パパとママの飛行機事故から早いもので、もう2か月もたったの。今は、北海道の叔母さんの牧場でお世話になってるんだけど、やっと、その生活にも慣れてきたところ。学校でも、友達ができたし…。でも、許せないのは、堤健太郎。あたしの命の恩人なんだけど、あたしのこと、ずーっと・無視してるんだ。フン、イヤなヤツ!! 夏休みには、比呂志も訪ねてくるらしいし、初めての北海道の夏が、今から楽しみなの。

  3. 風を道しるべに…(3) MAO 16歳・春
    風を道しるべに…(3) MAO 16歳・春
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。北海道にきてもう1年。必死の受験勉強で、みごと夢ヶ丘高校に合格。あたしが名づけ親になったポーラスターも、大きくなったし、いろいろと嬉しい春なの。感動いっぱいの大河少女小説、第3巻。

  4. 風を道しるべに…(4) MAO 16歳・秋
    風を道しるべに…(4) MAO 16歳・秋
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。飛行機事故で、パパとママを亡クしてしまったけれど、北海道の陽子叔母さんたちのおかげで、すっかり、牧場の子になりきってま~す。そして、今は、道内では有名な、道立夢ヶ丘高校の1年生なんだ。夏休みを目前に、あたしのハートは、ルンルンなの。だって、大好きなばあやに、1年半ぶりに会えるんだもん。わかるでしょ!! ところが、ショッキングな事件が、次々に襲ってくるなんて、もう、あんまりだわ……。

  5. 風を道しるべに…(5) MAO 17歳・春
    風を道しるべに…(5) MAO 17歳・春
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや2年。ばあやもガンで、パパとママの所へいってしまったけど、メソメソなんてしていられないの。だってあたしには、ステキな健太郎とかわいいポーラスターがついてるもん。道産子娘になりきって、頑張らなくっちゃ!! 春の修学旅行は、14年間過ごした東京。そして、あたしの17歳の誕生日には、白鳥家の秘密がわかる。なにかと気の重い春です。

  6. 風を道しるべに…(6) MAO 17歳・夏
    風を道しるべに…(6) MAO 17歳・夏
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。パパとママを奪ってしまったあの飛行機事故から、はや2年。ばあやもガンで、パパとママの所にいってしまったけれど、メソメソなんてしていられない。ステキな健太郎とかわいいポーラスターのためにも、ますます頑張らなくちゃ! ところが、突然、ロンドンに双子の兄さんがいることを聞かされ、大ショック!! 夏休みに、ひとりで兄さんを訪ねるのだけど、もう、ハートが張り裂けちゃいそうです……。

  7. 風を道しるべに…(7) MAO 17歳・冬
    風を道しるべに…(7) MAO 17歳・冬
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。17歳。パパとママとばあやは亡くなってしまったけれど、天国からいつも見守ってくれていると思って、北海道の叔母さん家で、今日まで頑張ってきたの。そしたらね、ロンドンに双子の兄さんがいたのよ。驚きでしょ!! 麻代兄さんっていって、ハンサムで優しくて、とっても頼りになるの。そんなある日、ロンドンで兄さんと再会できることに! でも、目的は早苗ちゃんの足の手術。なんだか、気が重いんだ……。

  8. 風を道しるべに…(8) MAO 18歳・春
    風を道しるべに…(8) MAO 18歳・春
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。飛行機事故でパパとママを亡くしてから、はや3年。春には、いよいよ高校3年生。大学のこと、将来のこと、考えなくてはならないことがいっぱいあるんだけど、あたしの気持ちは宙ぶらりんなの。おまけに、片瀬ゆかりには、あの健太郎といちゃついてるところを見せつけられるし、おかしくなっちゃいそうなんだ。そんなとき、幼なじみの比呂志から、ビッグニュースが届いたの……。

  9. 風を道しるべに…(9) MAO 18歳・夏
    風を道しるべに…(9) MAO 18歳・夏
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。パパとママを飛行機事故で亡くしてから、はや4年の月日が流れた。高校生活最後の年を迎え、もうすぐ、仲よしになった友人たちとも、別々の道を歩むことになるのかと思うと、ちょっと複雑な心境なの。健太郎とも、相変わらず気まずいままだし……。その健太郎が、早苗ちゃんの二度目の手術のため、ロンドンへと旅立つ前にいったんだ。「帰ってきたら、俺、変わるよ……」健太郎! あたし、信じていいの……!?

  10. 風を道しるべに…(10) MAO 18歳・秋
    風を道しるべに…(10) MAO 18歳・秋
    倉橋燿子
    必要ポイント:500pt

    あたし、白鳥麻央。18歳。パパとママを飛行機事故で亡くし、北海道の叔母さん夫婦のところに引きとられて、もう4年になります。あたしにとっては、じつに波乱に満ちた年月。でも、それも、今では懐かしい思い出なの。一度はあきらめかけた健太郎との仲も、元にもどり、そして、なによりも嬉しいのは、早苗ちゃんの足の手術が成功したことです。今は、秋の乗馬大会に向けて、ポーラスターといっしょに、猛練習中なんだけど……。

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みんなのレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    迷った時に読みたい

    中学生の時に初めて読みました。
    25歳になった今でも思い悩んだときや、何かモヤモヤするときに読みます。

    主人公が思春期から大人になるまでを描いていて、ひとつひとつの壁を周りの人に助けられながらも、自分の力で乗り越えていく姿に元気と希望をもらいます。

    北海道やイギリスの牧場や街、民間、学校などの情景と共に描かれる主人公の感情描写がとても好きです。

    これからもずっとこの物語を大切にしたいです。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    私は学生の頃から乗馬を習っていて、昔読んでいました。
    懐かしくてまた読んでみました。
    面白いですが、乗馬や馬に関して間違った描写が多いです。

    まず麻央が乗馬を習い始めたばかりの頃に何度も落馬するシーン。落馬なんてそんなにしょっちゅう起こることではないし、下手だから落馬するというわけではないです。大抵は障害飛越の時に踏み切りや着地のタイミングが合わなかったり、馬が物音などに驚いて暴走してしまったりした時に起こります。
    それに馬から落ちて何度も尾骶骨を打って平気なわけはないですよ。
    私は一度の落馬で尾骶骨を骨折しましたから。

    それから麗華がポーラスターに無理矢理乗って暴走させて怪我をさせるところ。
    自分のせいで馬に怪我をさせておいて、「ウスノロの馬!不良品!」と罵倒していましたが、乗馬をやっている人があんなに馬に愛情を持てないなんてありえないと思います。

    そして麻央が怪我をしたポーラスターを心配して、「安楽死なんかさせられたらどうしよう。立てなくなった馬は役立たずとして安楽死させられてしまうことを私は知っている」と言ってましたが、大きな誤解です。
    確かに重度の骨折で安楽死になってしまう競走馬はいますが、役立たずだからという理由ではないんです。

    馬は体重がある為に、骨折した脚をかばって立っているうちに残りの脚に負担がかかりすぎて蹄葉炎という病気になり立っていられなくなります。
    そして寝たきりになってしまうと、血流が阻害され内臓が圧迫されて、苦しみ抜いて亡くなってしまいます。

    その為重度の怪我で治る見込みがないと診断されると、馬の苦しみを長引かせない為に安楽死という苦渋の決断が下されるんです。
    決して役立たずだからではありません。
    誤解を与えるようなことを書くのはやめてほしいです。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    中学時代が甦る

    ネタバレ レビューを表示する

    夢中で読んでましたね。この作品で「麻央」という名前に憧れました。今は珍しくもなんともない名前になってしまいましたね。
    中学生で両親を亡くし突然北海道へ連れてこられて、健気に立ち直っていく姿は、中学生には刺さりました。友情愛情家族愛もたっぷりでした。健太郎はナイーブ過ぎてやや面倒だと思ったけど。
    その後のホワイトハートから出ていた続風道も読みました。青春の1冊です。

    • 0

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