みんなのレビューと感想「繕い裁つ人」（ネタバレ非表示）（8ページ目）

小説のようです。言葉の代わりに絵が語るような。服に人を合わせていくのではなく、その人に服を合わせるために、服をつくる主人公。「自分を美しいと知っている人には、私の服は必要ない。」その言葉が響きました。

切なく優しい

独特の絵が、独特の雰囲気を作り、その世界に引き込まれていきます。みんな優しい、でもみんな切ない。悪い人は一人もいない。霞に覆われた遠い世界なような、すぐお隣の風景のような不思議な作品。やっぱり本で読みたい。

素敵

ノスタルジックな雰囲気の、素敵なお話です。
華やかさや漫画らしさ、はありませんが、読後感の素晴らしい、大人の童話のようなお話です。

シンプルな絵と　人間関係うまくつくりあげられない不器用な主人公に共感を覚えました　それでも少しずつ殻を脱いでいこうとするところ　応援したくなります

仕立てた服を大切に着てもらう、大切にお直しをする。私の祖母を思い出しました。
物をもっと大切にしたくなるお話です。

チョット気の強い仕立屋さんの女性と彼女の作る服を評価している百貨店の男性を中心にしたおはなし。
なにか事件が起こるわけでもなく淡々と進むので服に対する情熱がより際立つ感じがします。

絵のタッチ自体もシンプルで無駄がないように、物語もとってもシンプルながら丁寧で、登場する人たちの心の動きもゆっくりですが、お互いにお互いを想いあっていて温かい気持ちになります！

古風な女性の話でした。ストーリーはおもしろかったです！絵がきれいです。ミシンの音や布たつ音が聞こえてきそうでした。

絵は 素朴ですが 内容が人間味というか ゆったりとしていて ガツガツしていないので 自分が疲れている時にホッと出来る感じがします。

絵に好き嫌いはあるかもですが、このストーリーにはこの絵がぴったりといった感じです。
色々考えさせられつつ、ホワッとした気持ちにもなりつつ、、ついつい読み進めてしまいます。