伝その30 配流の途(2)
あらすじ
「今宵、於通(おつう)は信輔(のぶすけ)さまだけのものでございます」――老いてもうけた一子・拾(ひろい)を溺愛する秀吉(ひでよし)。帝の信頼もあつい信輔への敵意は、ますます大きくなる。そんな中、於通の才を見出し、導いてくれた大御所(おおごつ)さまが病に倒れてしまう。そしてついに、秀吉と三成(みつなり)の画策により信輔は京を追われ、流人となって薩摩へと流されることが決まり……!?
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