【ネタバレあり】[小説]積木の恋のレビューと感想
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傑作です
主要キャラの想いは切なく、現実は重く、ほろ苦い恋のお話です
他の方も口を揃えて伝えている通り、甘えられない蓮の性格の根っこにあるものが、あまりにも根深く苦しく、蓮のかわりに私が泣きました。
加賀谷が刑務所に迎えに行く場面で、それでもひたむきに蓮に告白する加賀谷の言葉に胸を熱くし、誰ともなくごめんなさいと胸の中で呟く蓮と一緒に泣きました。
バイト先の夫婦には蓮のかわりに怒りも覚えますが、これが前科持ちの本当の贖罪なのだとも思いました。
そのぶんラストもほろ苦いものになりましたが、私は未来ある優しいラストだと思います。
来年も再来年も、死が二人を分かつまで。
帰る家を手に入れた蓮が信じられる未来があるのだと、少なくとも私はしんじられたので。by 美真路- 0
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5.0
親の愛情や環境に恵まれなかった孤独な受けが、何もかも持っている(と外から見て思っているだけなんですが)攻めを騙して夢を手に入れようとするけれど……。
といった、ヘビーなお話しです。
生きていくために身につけた処世術は切なくて、甘えることの出来ない性格に何度も涙しました。
裕福な実家に恵まれた職業、世間的には勝ち組な攻めですが、受けと同じような孤独を抱えていて、だからこそ何があっても受けを守ろうとする姿勢に、これまた涙です。
幸せになってほしいと心から思えるCPでした。by 匿名希望- 0
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5.0
幸せ
読み終えて泣きそうになりました・・・
詐欺師と被害者なのか・・・という思いで
読み進めていましが
攻めが受けをどんだけ大切にしているか
とても伝わってきました。
出所して迎えに来てくれた攻め。
ここでも泣きそうになり・・・
一緒に暮らし始めてバイトも始めたのに・・・
バイト先の夫婦には少し腹が立ちましたが。。
攻めが受けの過去の分まで
いろいろしてあげたいって思っていて
それもなんだか泣きそうになりました。
ただのハッピーエンドでなくて
考えさせられるお話でした。by あやち。。- 1
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5.0
一言一句素敵で言葉になりません
「小説は読むのが大変」「やっぱり漫画派」っと、言う方にも是非読んで頂きたい一冊です。
恋愛詐欺師の蓮は金持ちの男性から、金を巻き上げる毎日を過ごしていた。今回のターゲットは病院の長男で医者の加賀谷。
生真面目で穏やか、自分にはないものをもっている加賀谷にだんだん心引かれるが、自分は詐欺師。加賀谷を好きになることは出来ない…。
上記が前半のストーリーになります。加賀谷を騙しているが、この居心地の良い空間をどうしても壊せない。あと少しあと少しと…。蓮の幼少期~現在までがあまりにも可哀想で、そういう人間になっても仕方ないよね。っと、号泣しなごら前半読み切りました
後半のストーリーは蓮にとって『初』のイベント、クリスマスにお正月。
ただ単にイベントの話を取り上げるのでは無く、○○者と言う事が凄くキーワードとなってきます。(○○者は前半のピークのネタバレになるので…)
「BLだから!!!!!」っと、そんな世の中甘くないですね。妙にリアルで。誰が悪いわけでもないし、もし自分が○○の立場なら心配するだろうし…っと、考えながらもまた号泣。
この作品は決してハッピーエンドとは言えません(ハッピーはハッピーですが…。)
ヘビーな内容もありつつ、でも希望もあり。
『幸せ』とはなんぞや?っと考えながら読み進めた時加賀谷さんの言葉に全て救われました。
上手くレビュー書けなくて、スミマセン。
でもこの作品、1人でも多くの方に読んで頂きたいです。
by あむ19★BL- 8
5.0