【ネタバレあり】花嫁は絶体絶命のレビューと感想

弟が見事な放蕩息子で借金ばかりしてしまう。この弟の借金の為にトラブルに巻き込まれてしまう主人公。しけいしゅうと結婚したら借金が、チャラになるみたいで、、、

ハーレクインの時代物。
出来の悪い弟が作った借金のせいで、結婚してその借金を無くさないといけないところまで追い詰められたヒロイン。
結婚する相手として選ばれた、実は冤罪で捕らわれていた、貴族のヒーロー。

とっても素敵なキャサリンとニックのラブストーリーは、弟の借金のために無実の罪のニックとの結婚からはじまる。自立する女性キャサリンが潔くて尊い。ニックを助けた時はカッコいいヒロインだと思った

弟の借金のため、名家を売り自分は囚われた人と結婚…。でもその人が無罪と分かって本物の犯人を捕まえてに行く。世界観がとてもすごくて面白いです。

読み応えあり

まずHQの中では、長編でヒロインとヒーローの生い立ちや
二人が出会うに至った経緯までがとても丁寧に描かれていて
その数奇な運命にどっぷりとハマってしまいました。
特に弟の借金の為に罪人と結婚するという方法には
ビックリすると共にどのような展開になるのかと
興味津々になりました。
ヒロインの行動力、思いやりのある言動に感動しました。

良かった

キャットとニックお似合いの二人、
幸せになった先の話を読みたかったです。
この二人ならどんな困難も乗りきれそう。

主人公の弟フィル、ホントに最悪。弟の借金の為に、主人公・姉のキャサリンは監獄へ入る羽目に。
それを回避する為に、監獄にいる罪人と結婚するしか方法がなくて。驚きの話でしたが、すっかりストーリーに、のめり込んでしまった。
悪党ブラック・ジャックの替え玉にされて、無罪で捕まっていたニコラス。そのニコラスと結婚して、キャサリンは、ニコラスの無罪を証明する為、一人で本物のブラックジャックに会いに行く。そして無事、ニコラスは釈放されたが、借金返済はしなければならないけど、それも解決。ニコラスは、実は公爵だった。まさかのシンデレラストーリーでした。

タヌキ親父と放蕩な弟

キャサリンは、堅実・真面目・貞淑・質素・倹約家・家庭的で心優しい淑女。
一方、弟のフィリップは、信じられない程お金遣いが荒い浪費家放蕩者。
家計を省みず、借金に継ぐ借金。
更につけでのみ歩き、挙げ句の果てに姉のネックレスを無断で持ち出し、換金してフランスへの渡航費に当て、そのフランスでもまた借金を増やしてログインへ戻る始末。
どうしようもなく救い様が無い最低な人間としか言えない。
その弟の借金の為に投獄寸前にまで追い込まれ、挙げ句、死けい囚と結婚する破目に陥る。
そこまで苦しめられているのに、弟に鉄槌を下せないのは、甘やかし過ぎでちょっと呆れた。
仲良しの弁護士が選んだ死けい囚が、人間的に善い男性で良かった✨
でも、冤罪って酷い😱
キャサリン、直談判って凄いっ❗️
愛情と正義と信念だけで行動するのにも、脱帽。なかなか出来る事ではないと思う。
見事、愛する夫を絞首台から救い出した！
愛が成せる業💘
しっかし、何とも喰えないのが、公爵のタヌキ親父。
身分的にも対面を気にするのは、解りたくないけれどまだ解る。
でも、キャサリンに遠回しに回りくどい言い方してねちっこく陰険に言うのは酷い❗️
男らしく、はっきりした言葉で言えっての！
キャサリンが可哀想😭
ニコラスが、ちゃんと父親と向き合わないから、キャサリンに棘を刺されるのよ～😭
それにしても、最後の最後迄、弟は最低な男だ！

弟を監獄へ!一度痛い目に合わせないと。最後はそうなりそうですが、主人公も甘すぎたね。ともあれ、時代考証も内容も充実してました。話数が多いとしっかり楽しめました。

最初はニコラスの見た目が苦手だったのですが、段々と話しに引き込まれました。冤罪のニコラスを助けるキャサリンが素敵です。