【ネタバレあり】エマと伯爵のレビューと感想

立場は変わっても

何不自由なく育ったご令嬢が、見た目も別人のようになって働いているお屋敷は初恋の人の家だった！という、ハーレクインらしい設定です。
長い年月が、お互いを成長させて確かな愛情を築いていきます。
この手のお話には欠かせないちょっと美人な高飛車、イジワル令嬢もストーリーのスパイスになっていてドキドキ！

原作者さんも作画家さんも大好きなのでとてもうれしいタッグです。
お互い立場がすっかり変わっての再会もので、鼻持ちならなかったヒーローも子どもをもち成長しています。ヒロインは再びヒーローに惹かれていっても、ライバルに負けない強さはあるものの立場をわきまえて身を引きます。
最後のどんでん返しまで目が離せません。

全体のストーリーは面白くて好きです！長いけど読み応えがありました。
ただ、１０年前のドミニクの口汚い陰口を、エミリアが聞いていたことを知った上での謝罪が欲しい。。「醜い下心に気づいたからプロポーズを断ったのかも」じゃなくて、その純真な心を傷つけたことをちゃんとわかって欲しい。そこだけモヤモヤが消えなくて不完全燃焼。

波瀾万丈

富豪の令嬢で大失恋から父親の死後の破産。身寄りもなく別人となり１人で強く生きる姿にむねを打たれます。 再会したかつての求婚者との真実の愛にドキドキ。 もう何度も読んでます。