【ネタバレあり】裏切りの刃のレビューと感想

モヤるポイントたくさんあるかも

まず、冤罪でヒロインを刑務所送り寸前にまで追い詰めておきながらヒロインが罪をおかしていない事が分かると何だかんだと屁理屈をこねて強引にヒロインの家に上がり込み、よりを戻そうとします。心身共に弱っていたヒロインは、結果として弱々しい抵抗虚しくそれを受け入れる形になるのですが、何だかスッキリしないまま終了します。個人的に、犯人の女はしっかり制裁を下されるべきだし、ヒーローもヒロインが受けた恥辱を身を持って経験すべきでした。
現実世界なら、これらは当たり前に罪をおかした者には下される罰ですが、お話の中とは言え肝心の所がファンタジー宜しく有耶無耶になっているのが残念でした。

ネットを使った巧妙な犯罪
無実を晴らすためボロボロの心と身体で
立ち向かうヒロイン
告発したのは自分の全てを差し出した男
さらに追い討ちをかける酷い言葉
悲しくてこちらまで心が締め付けられる

刑減の為の罪を認める同意も拒否し
なぜか弁護士と自宅に帰宅
そこは弁護士事務所じゃないの？
と思ったが、その自宅にブレットが現れた
なるほど、、、
今度は証拠もなく無実だったと居座る
そんな男の前で寝るんじゃない！！
警察を呼べ！！

ヒロインのアパートの鍵を勝手に持ち出し
調査結果を告げる前に、憔悴した彼女に
コーヒーを請求したり
散々な事をした癖に自分にだけ厳しいと
不満を漏らし、神経に障るブレット

前半、テッサが静かに彼の元を後にする
所がたまらず好きで何度も読んじゃう

傲慢なブレット

彼女との一夜を「特別手当」とバカにし、彼女を信じず、話さえ聞かず、逮捕させた傲慢さ！
その後、彼女を忘れられず、彼女が無実とわかると、彼女を取り戻すために奔走する。極め付けが「君は寛大だ。なのになぜ僕を許してくれないんだ」
は？バカなの？
逮捕させた張本人がよく言うわ！
彼女を何も言わず信じてくれたのはサミーだけ。そしてテッサも彼のために、真犯人を告訴せずに許した。ロマンスではなく、友情が美しいお話でした。