幼馴染みの親友同士の設定がいい
沖麻実也さんの絵が大好き。美しくて、色気のある表情は抜群です。
幼馴染みの親友同士だった東に会いたくて、一時父親と生活したアメリカから帰ってきた城。ところが東は別人のように冷たく拒絶して。一方城はアメリカの拳銃乱射事件に巻き込まれ、学友を目の前で一度に亡くす恐怖を体験していた。その時、東に会いたいと思った気持ち。それは恋か友情か。
東は城を愛している自覚があったからこそ、依存して弱くなる自分を憎んだ。母親と城、二人は自分がいないと生きていけないと思い上がっていた自分を否定して。
東くんの屈折がすごくて、城がかわいそうになってしまうけど、完結らしい完結をしてないけど、それでも二人の気持ちが通じるところまで読めたので満足です。
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4.0