ニューヨーク・ニューヨーク
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あらすじ
ニューヨーク市警に勤めるケインは、同性愛者であることを隠し、一夜限りの相手を求めて夜ごとマンハッタンに繰り出していた。だが理想の青年・メルと出会い、運命の愛を見つけることに…。ゲイをテーマに愛とヒューマニズムを描く野心作!
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みんなのレビュー
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家族の形は様々です。
ホモ、差別、虐待、警官のモラル、エイズ…など、様々な社会問題を、限られた登場人物の中であまり不自然にならないよう、かなり現実的に描写した作品だと思いました。
テーマとしてはかなり重いのですが、所々心あたたまる感動的な出来事があって、心に負荷がかかりすぎることはなかったです。
ホモだから幸せになれないわけではない、血が繋がっていなくても絆が浅いわけではない、いわゆる「普通」とは違っても家族じゃないわけではない…それぞれの家族にそれぞれの幸せの形があることを痛切に感じました。
絵もストーリーも美しかったです。by りんるんろん- 12
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5.0
素晴らしい漫画!
つい最近この漫画に出会ったのですが、同性愛をテーマにした漫画が1990年代の少女漫画雑誌に掲載されていたということに驚きました。何と素晴らしい!
現代のBL漫画とは少し違う、同性愛者の苦悩や葛藤が存分に描かれたいる人間ドラマのような漫画です。ストーリーは、まだ同性愛者への差別や偏見の強かった時代のニューヨークを背景に、ゲイであるケインとメルが出会い、様々な障害を乗り越えて結ばれ生涯を終えるまでのお話。
何度も繰り返し読みたくなるような素晴らしい漫画です。by Jasmine6- 4
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5.0
感動を覚える作品です
ゲイカップルの葛藤、衝突、慈愛、幸福、様々なものが描かれています。
舞台はアメリカで、現在のように同性婚が合法化されていなかった時代の作品です。
多くのものが詰め込まれていますが、全然内容が混乱していません。さすがの力量!
泣けるシーンが多々あり、何度も読んでいるのにその度に泣けます。
けれど、読後も重い気持ちにはならず、幸福感と切なさが残ります。
同性愛が苦手な方にも、一度読み初めてみてほしいと思う作品です。by いつもねむい- 3
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4.0
エロさを重視したBLとは違って、同性愛に対する偏見などがリアルに描かれています。中盤、メルがある事件の被害者となり、目を覆いたくなるような残酷な展開になりますが、それでも2人は苦難を乗り越えていき、最後は涙なしには見られない結末を迎えます。
終盤、エリカを家族として迎え入れてから、最後にメルがケインを迎えにくる場面まで、何度も何度も泣きながら読み返しました。by 匿名希望- 5
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4.0
BLではなく。
ボーイズラブではなく、ヒューマンストーリーです。
アメリカの設定なので、銃社会に慣れていない私には後半の怒涛の展開に少しの違和感がありましたが、それはそれで「日本では起こらなさそうだけど海外ではあるかも」という想像の枠で補完できる範囲です。
それよりも、キャラ達の苦悩や悲喜こもごも手に取るように分かり、苦しくて嬉しくて切なくて、読後胸になにか爪を立てられたような感覚が残るストーリーでした。
偏見なんて無くなればいいのに。そのためにはどうすればいいだろう。そんなことを真剣に考えさせられる作品でした。
あと、ロリポップが頭の中を流れて離れなくなります(*´ω`*)by ラギさん- 3
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4.0