5.0
読んでて楽しい
花魁系のものはいくつか読んできましたが、これは辛さより面白さが勝ってる気がします。禿がナレーターをしててそらがまた可愛い。姐さんにしばかれながらも強くたくましく生きて行く術を身に付けていってる感じがして。苦しいだらけの花魁だと思ってたので少し楽しく読ませてもらってます。
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花魁系のものはいくつか読んできましたが、これは辛さより面白さが勝ってる気がします。禿がナレーターをしててそらがまた可愛い。姐さんにしばかれながらも強くたくましく生きて行く術を身に付けていってる感じがして。苦しいだらけの花魁だと思ってたので少し楽しく読ませてもらってます。
昭和の落語家が、よく「粋だねぇ」と江戸っ子風に言っていたけど、ヒロインの花魁ねえさんの生き方が正にそれなんだなぁと。
カッコいいというか筋が通っているというか、コミカルでスカっとする部分もあり。
最後はウルウル人情もの。
読んでよかったと思える作品でした。
無料だったから、なんとなく読み始めたけれど、見事にはまり、課金して最後まで読みました。おもしろかった~
廓の泥々した感じが全くなく、橋立女郎のかっこよさに惚れます♡
大変な時代に、普通の生活ではない中でも明るく生きる女性にパワーをもらいました。
なみじの今後もみてみたい。
吉原モノというと、不幸な生い立ちを持った娘たちが、籠の中に囚われながらも必死にたくましく生きていくストーリーを連想しがちだが、この作品は小股の切れ上がった江戸っ子の姐さんが毒を吐いたり悪態をついたりしながら楼の中で生き生きと日々を送る姿が描かれており、読み終わったあとには爽快感すら感じられる。
何気なく読み始めたけど面白い!
吉原のしきたりが詳しく説明されていて、初めて知ることばかりだった。
橋立姐さんみたいな専門家って実際にいたんですかね…
若梅突き出しのくだりが一番印象的だった。なみじが本当に無邪気で愛らしく描かれているだけに、若梅の涙に共感できてぐっと来た。
吉原自体が史実と違う風習の描かれ方をしている部分はあります。
ただそれ以上に花魁が情に厚く生きることや粋に生きることを旨としており読んでいて爽やかな気分になる作品です。
成長したなみじの新造姿とかも見てみたかったですね
その時代は仕方のないことだったのかもしれませんが、時代背景に辛い気持ちにもなります。
親子の愛情、人情、友情、ユーモアのある登場人物たちの物語に、何度も泣ける場面が出てきます。
これだけコンパクトにまとめられていて、名作です!!!
橋立花魁が竹を割ったような、性格で読んだ後に清々しくて気分爽快になれます。もしくは、トホホな落ちがあるかでクスッと笑えます。吉原遊郭が舞台ですが、ドロドロした感じとか、エロティック過ぎる所もなく私は、好きな作品です。
廓が舞台の綺麗で華やかな花魁世界や、悲恋や色恋のドキドキを見たい人には、絵柄や作風が合わないかな。
他の花魁漫画に比べてキラキラ感が無く、どちらかというと時代劇色が強い感じがします。
読み進めると違う印象になるのかもしれませんが、私は地獄太夫や生意気な禿のキャラや絵柄が好きになれませんでした。
吉原ものは好きでよく読むけれど
大抵は読んでいて、苦しかったり考えさせられるものが多い。
この作品も、もちろん考えさせられるところはあるけれどスッキリすることも納得することも多くて
なにより、姉さんの粋さに憧れる。