みんなのレビューと感想「うらめしや」（ネタバレ非表示）

引き込まれる

独特の世界観、お妖さんのサバサバした姉御気質に引き込まれてしまいました
同じ作者さんの「ダークネス」も読みましたが圧倒的にこっちの方が好きです

庶民のバイブルの様です！

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日々の生活の疲れから、佐治とお祅さんに救われたり癒されたりしてます。光太も北斗も、シロも、可愛くてかっこよくて頼もしくて、でもみんな私たちとおんなじ目線なのが良いです。平凡で何の取り柄もなくて、普通に暮らすのにももがいてる有象無象と同じ目線の聖書みたい。つらくなったり、考えが行き詰まったりした時、読んじゃってます。

主人公２人の豊かな人間性が魅力

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絵柄が昔懐かしい雰囲気なので、少し敷居が高かったのですが、他の方のレビューで評価が高かったので、読んでみました。ヒロインのお妖さんが、とても魅力的な人物です。恵まれない生い立ちで、またコミュニティからはじかれた存在であるにも関わらず、他者の悲しみに寄り添う事が出来る、強い女性です。また、人間らしい弱さや愚かさも同時に抱えており、厚みのあるキャラクターになっています。お妖さんのパートナーである佐治も、少し頭が悪いけど、純粋さや豊かな愛情を持っている人物として描かれています。悪霊を祓う「うらめしや」稼業を通して、数々の人間ドラマが展開しますが、時に悲しく、過酷な人生を大切に見届けていく、２人の豊かな人間性が一番の見どころです。

最高です。

笑いあり、涙あり。とっても心に響くストーリーです。単行本を購入しようかと思うほど好きです。無料分は全て読みましたが、最後まで読み終えたい作品です。

ただのこわい話ではない

タイトルからして単に心霊ものだと思い読んでいなかったのですが、最後まで読んで大好きな漫画の1つになりました。
欲、感情、心、霊界、神様・・と目に見えない世界を含めて人の光と闇を描いています。
狐や天狗や龍神、妖怪なども、人間との関わりかたを丁寧に描かれていてリアル感がすごいです。1話ずつの物語も面白いし、通しのストーリーも大きいテーマで成り立っていて本当に読んでよかったです。

傑作

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人間模様が細やかに描かれた傑作。妖かしやその周りの人間たちを描きながらそれぞれの生き様や業、欲や儚さが語られている。

あやかし退治の話だけれど、あやかしに寄り添った解決をしていくお妖が良いです。話が多いけどマンネリにならず、いろんな話があり、読み進めても飽きません。面白いです。

惹き込まれる

お妖も、佐治も、ついでに東火も、みんな人間味溢れてて（東火は狐だけど）、憎めない。
あかんやろ。って思うところもあるけど、憎めない。
どんどん話に惹き込まれていって、面白いし、泣けるし。
善き。
そして光太郎は最強。

ただの怪談ものではない人情味溢れる良作

タイトルからしてお化けの話とは想像していましたが、とても人情味のある心温まる作品です。
主人公が周囲から蔑まれ非難差別を受けようとも、困っている人の為、成仏できない霊の為に、力になってあげようとする所が素晴らしいです。
短編の読み切り型ですが、毎度毎度笑いあり涙ありで全く飽きる事なく一気に読んでしまいます。
亡くなった人の無念や、残された人の思いなどに共感できる部分が多く、何度も涙を流してしまう良作だと思います。

霊的な存在達がなかなかに人間臭い。

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幽霊達の生前の未練や恨みの念によって引き起こされる怪現象の数々によって様々な人間ドラマが垣間見れる、印象深い作品でした。特に私が印象に残っている話は、お妖の過去が語られるエピソードの「かまいたち」です。お妖と相思相愛だった男性に横恋慕した挙句、反魂の術で蘇ったその男性に犯されて「お妖から寝取ってやった！」と優越感に浸っていた女性は、現代でも普通にいそうなタイプの女性だと思いました。最期にはザマァな末路を辿ったその女性は、永久にこの世を彷徨う事になるのかな…なんて、色々考えを巡らせながら読ませて頂きました。