みんなのレビューと感想「マッチ売り」（ネタバレ非表示）（2ページ目）

デカダ〜ン😌

デカダ〜ンでモダ〜ンな時代背景で、雰囲気のある作品です。

一癖も二癖もあるストーリーとキャラが時代というオブラートに包まれて何とも言えない雰囲気を醸し出していると思います。現在ほどマイノリティが生きにくい世の中ではなかったのではないかと思いました。貧しくてキツい時代ではあったけど、それ以上に優しさがあったというか…。

花城さんと廣瀬君がけっこう開けっぴろげにイチャるんですが、何かそれが凄く良いなぁ〜とニヤニヤしちゃいました。
エロシーンもそこそこありますが、あんまりどぎつくはないので読みやすいと思います。

にしてもつくづく思う。
ホクロって凄く狡い武器です！
タトゥーで入れようか真剣に考えてます。

何度も繰り返し読みたい‼

草間先生を知ったのは、草間先生とヨネダコウ先生の対談を読んでからでした。
その中に出てくる作品のお話に、興味津々！
もちろん、この～マッチ売り～も、当然登場しました❗
う～～ん❗良いですね‼出合えて、本当に良かったと思える作品です‼
主な登場人物は、4人ですが、その4人がそれぞれに魅力的‼️素敵なお話です✨
4人ともみんな好きですが、私は、恋文を書いた彼が、いちばん好きかなぁ…☺️

画と台詞でぐいぐい引き込まれます！

これ、すごいです！！
もう本当にお薦めしてしまう。
話数が多くて尻込みしてる方、もったいないですよ～。
という思いで、レビュー書いてます。

時代は、第二次世界大戦の戦中～戦後にかけて。
いろいろ不自由さはありますが、暗すぎず、闇市のようなしたたかな勢いが感じられます。

メインの登場人物は、4人。
過去のトラウマから、不特定多数とヤらないとイケないので、トンネルでマッチ売りしたりする、艶本出版社の社長、花城さん。

彼と惹かれ合う、真っ直ぐな気質の学生、廣瀬。彼は、友人から借りた本に挟まれてた恋文の一部が気になって、それを返そうとその友人を探してます。

廣瀬に本を貸した有原。一途で優しくて、不器用な学生です。

花城さんに、屈折した執着を見せつつも、在原が放っておけない出版社社員の澤さん。

こんなに複雑な時代背景、そして人間模様なのですが、説明の地の文はないのです！
すべて、画や、登場人物の交わす台詞（しかも、説明くさくない）で、読者はたくさんのことを読み取りつつ、物語に引き込まれていきます。

ストーリーは本当にすごく作り込まれているのですが、
バナナフィッシュの吉本秋生さんのような、力のある、色っぽくも簡潔なペンが、とても良かった！
エッチも、結構出てきます。
でもね、なんていうか、そのものの描写よりも、二人の息遣いとか、くすぐりあいっこしてるような戯れてる空気感がめちゃくちゃ色っぽかった！

どの登場人物も愛着ありますが、インテリヤクザ好きの私には、澤さんがたまんなかったなー。
ぜひ！お薦めです。

攻めが可愛い‼︎

ネタバレ レビューを表示する

終戦後の日本が舞台で、主人公は純粋な学生キヨとエロ出版社の社長ハナ。出会ってすぐヤっちゃうのに、2人とも恋愛初心者同士で色々悩みながら関係を深めていくところがピュアでたまりません‼︎
その背後にも複雑な恋愛か絡み合ってて読み応えがあります。エロシーンはありますが生々しくはありませんので濃厚なのが好みの人には向きません。
個人的にはとても好きな作品です。

なんか、こういう不器用な感じがすごく好きです。不器用だけど純粋な恋模様に微笑んだり、やきもきしたり。