5.0
昔
子供の頃読んだシリーズ。絵がうまいし、ホラーというよりストーリー性のあるお話。切なくなる物が多いかな。
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子供の頃読んだシリーズ。絵がうまいし、ホラーというよりストーリー性のあるお話。切なくなる物が多いかな。
第一話を読みました。
怖いけど、面白いです。
悪戯電話は、友達がケイコの為を思ってやったのであって、実は…
自分のおしゃべりが人を傷つけるなんて、若い頃にはありがちな過ちだと思います。自分自身の学生時代を思い出しました。友達に対してはしょうがない部分もあるけれど、お隣の奥さんへのおしゃべりは行き過ぎだと思います。もしサプライズだったら話すべきではなかったと思うし、人の気持ちに鈍感なところがよくないんでしょうね。
まさかおしゃべりが災いして命を落とすは…でも犯人の隣のおじさんは奥さんとは別の女性にプレゼントを買っているところを主人公に見られ、そのことを自分の奥さん言われて奥さんが出て行ったことへの恨みだけど逆恨みだなぁ…と。
でも友達が懲らしめてやろうと思うのは日々の余計な一言のせいだから気をつけなきゃいけないと思った。
昔の少女漫画でよくあったホラー、ミステリーのテンプレ的な作品。
予想を裏切らない展開なのはある意味正統派だからなのかもしれない。
『いつか誰かに…』を読んで、うっかり自分が話してしまった事が、自分どころか自分の大切な人まで傷付けたり追い込んでしまったりする事がある。
信用を無くすのは一瞬だし、どんなに謝っても取り返しがつかない事もあると再認識。
曽祢まさこ先生の作品は昔から大好きで、小学生の時から読んでただけに懐かしい。
この何気ないところからの怖さ、そういうのを描くのが本当に上手い先生。
ゾワッと背中が寒くなる日頃 もしかしたら知らないうちに誰もがそんな恨みや想いをもってるかも。
口は災いの元 とは 本当 うまく言ったものだ。
ただおしゃべりが好きな女の子。悪気はないのに気づかず周りを不幸にしてしまう事も…。
まさか最後に…思いもしなかった。おしゃべりも気をつけないと…。
他の方も書いておられますが、口は災いの元ってホントだなぁと思う1作目。
2作目も、やってもいないことやったって言ったりして…自分だけでなく他の人も不幸にしてしまう。
この方の作品は、日常を描きつつ人間って怖いなぁと思わせるような、背筋が寒くなるような、そんな話が多い気がする。
結構容赦ないところも好きですが、呪いの招待状ならカイ達がいるからもう少し丸く終わるのになぁと何度か思いました(^_^;)
表題作を読みました。まさに「口は災いの元」。でも主人公の子も悪気があるわけではなくて相手を喜ばせようと思ってつい調子にのってしまっているんですね。最後の数コマが犯人の最後となにも知らぬ友人たちなのが余韻があっていいなと思いました。