みんなのレビューと感想「まんがグリム童話 毒婦たちの犯罪白書」（ネタバレ非表示）（10ページ目）

せつない物語に、引き込まれていきました。作者の歴史を感じられる世界観も大好きです。現代も、その昔も、
人の心は変わらないんだな、と実感できます。

いつの時代にも純真無垢な乙女心を逆手にとり、不定を働く輩の多い事、
騙されながらも淫らになった身体は留まる事を知らない…

実在した悪女というストーリーに惹かれて読み進めています。先の展開はなんとなく予想できますが、短編なので飽きずに楽しめます！

絵がきれい

絵がきれいでぞくぞくするほど登場人物が色っぽくきれいです。ストーリーもテンポよくすすみ、何度も読み返してしまいます。

お政の人生が壮絶というかジェットコースターで、そこが面白くて続きが気になる！！
やくざの妾としてやってけてるところとか大物感あるのに、なぜ初めの酷い男に騙されたのだろう。
でもそんな展開も自然で読みやすい。

毒婦

『毒婦』と言うのが男に気に入られやすい女性のことなら、『毒婦』を作り出すのは男なんではないか？
まぁ、『毒婦』の方の頭の悪さも凄いんだけど。

お政さん

世間知らずで純真な女性が男達に騙されて悪女と呼ばれるようになっていく。
なんか胸がムカムカしながらもついつい読んでしまいました。

本当は他人の幸せを壊せない優しい女性。
そして愛情と幸せを求め続けた悲しい女性。
最後にそんな彼女の本質を見抜いた男性と巡りあえて良かった。

これは実際にあった出来事をもとに作られたお話だと思うので、ストーリーや展開がそこそこリアルです。面白いと思うのでぜひ。

なんか妙に展開が早いですが、犯罪に至るまでの経緯を描いているのですね。きっと昔はこんなこともあったんだろうなぁ

この作家さん、大好き

この作家さん大好きですが、そのなかでは一番読んでいてスカッとしないかも。
ほかの作品は悲喜こもごもの人間模様が書かれてますが、これはなんか可哀想で