永遠の鼓動

あらすじ

臓器移植のため、臓器を提供するドナーによりそう、移植コーディネーター・夕夏(ゆか)。仕事にはやりがいを感じ、二人の子どもと夫を大切にする日々。ある日、夕夏の娘・あかりが、事故で昏睡状態に。まさか自分自身が、突然、「臓器を提供する側の家族」になるなんて……! 同じ頃、夕夏の妹・美月(みつき)の息子には、心臓移植が必要な疾患が見つかった。二度と目を覚ますことのない娘の「生」を信じる姉。どんなことをしてでも、息子のために心臓が欲しい妹。そのとき、姉妹は正反対の立場の母親同士になった……!!

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ユーザーレビュー

  1. 評価:5.000 5.0

    私は心臓血管外科病棟で看護師として勤務していた時に、TV撮影で募金活動が取り上げられ一人の患者さんは渡米移植の資金が予想を遥かに多く集まりました。そのため他の移植待機中の家族が余った資金を譲ってほしいと言い出すなど、色々とありました。それは出来ないことも知っていたけれど、締め付けられる思いでした。
    募金活動にはいろいろと規則がある事も学びました。患者さんやその家族の皆さんが大変な想いを抱えていること、不安や恐怖を肌で感じました。また心臓移植の手術にも立ち会い、命のバトンリレーを拝見することもありました。
    人の命は、儚く弱く。だけど、すごく綺麗で力強い。
    今は、救命救急科でコロナの最前線の仕事をしています。救命の現場では移植を行う側の家族や患者さんに触れ合うこともあります。
    ドナー、レシピエント。そしてご家族。それぞれの想いを受け止めながら看護を行っています。

    折原さんの作品は、とても丁寧な心理描写が学生のときに好きでした。
    看護学生の作品もありましたよね。大好きでした。懐かしいです。

    by 匿名希望
    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    命に寄り添う

    ネタバレ レビューを表示する

    とても重いテーマの作品ですが、凄く考えさせられるし泣けます。

    それぞれの我が子を思う気持ちや葛藤が細かく描かれていて、複雑な気持ちにもなりました。
    臓器移植のことがたくさんの人に広まればいいとも思うけど、一方で複雑な思いもある
    たくさんの人が臓器移植の情報を知って、みんなで考えることが必要なのかなと思います。

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    本当

    感動の内容だよね。私にも三人の子供がいるし、二番目が赤ちゃんの時に心臓に雑音があるから検査しますと言われた時には辛かったもの。今は元気に大きくなりました。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    ネタバレ レビューを表示する

    難しい気持ち
    我が子の心臓を止めるなんて
    できない。
    でも…逆だったら
    助けてほしい。
    矛盾しているけど、どちらの立場も
    同じ考えですよね。

    • 0
  5. 評価:2.000 2.0

    考えた

    この人の作品は、いろいろと考えはる内容で、私も、グイグイ読めてためにもなることもある。絵はかわいい。

    by 匿名希望
    • 0

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