5.0
2回読み返すとより面白い
名前を覚えたり、人と人の関係がややこしかったり、政治的な関わりが難しかったり、地理も苦手な私。
最初は頭の整理が追い付かないまま、読み進めていたけど、2回目に読み返したところで理解できて楽しめました。
アンジェロがいるところは、分かりやすくてほっとする。
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名前を覚えたり、人と人の関係がややこしかったり、政治的な関わりが難しかったり、地理も苦手な私。
最初は頭の整理が追い付かないまま、読み進めていたけど、2回目に読み返したところで理解できて楽しめました。
アンジェロがいるところは、分かりやすくてほっとする。
チェーザレと言い、ミゲルと言い、賢くて逞しく強かです。学生同士だけでなく、父親や枢機卿との勢力争いにも渡り歩くあたり、とても16歳とは思えません。
時折、見せるあどけなさとアンジェロのピュアさには癒されます。
まだ100話までしか読めていませんが、今後の展開も楽しみです。
美しく腹黒なルクレツィア、ミゲルを始めとした陽気なスペイン団の面々、アンジェロのゆるふわっとしつつ頭の切れるところ、そしてチェーザレの大胆さと賢さ…キャラクターもかっこいいけど何年にどの事件が起こった、誰がどうした、とか本当にあったことがもとになってるから話に没頭できる…
以前、ゲストが惣領冬実さんで、チェーザレを描いている様子が放送されていて、面白そうだなと思ってて読むのが今になってしまったけど、読み出して正解やった!絵は綺麗だし古代ローマ時代の雰囲気が素晴らしい!漫勉でみた通りですぐに世界観に引き込まれた!これは絶対読むべし!(笑)
少女マンガのイメージが強い作家さんでしたが「ES」を読んで大ファンに。
ルネサンスの怪物、チェーザレ・ボルジアを丁寧に美しく仕上げる技量は流石です。
まだ途中ですが、
チェーザレの野望と悲劇的な最後をどう描ききるのか楽しみです。
この時代背景を惣領先生の絵で読めるというのがもう…
考察もしっかりしつつ、フィクションの部分と思われる青春時代の話がとても良いです。
世間知らずのアンジェロのかき回し方も読みやすいですし、この時代のキリスト教の在り方、戦争、すごくわかりやすいです。
惣領冬実先生の作品といえば、ボーイフレンドを始め、私の青春時代の恋愛漫画のバイブルでした。
それが、まさかこんな骨太な歴史物を描いていたとは!
驚きです。
50話まで、一気に読みましたが、恋愛なしです。
それでも面白い!
素晴らしい作品です。
と言う事で、イタリアでも評価が高い作品なのだそうです。
英雄として描かれている主人公ですが、
史実では没落して悲しい最期を迎える事になる訳で、
その転落の過程や最期がどのように描写されるのか
非常に興味深いです。
壮大なスケールで描かれる大作。チェーザレが枢機卿になるまでを、大胆に描く。
主人公は、チェーザレの友で、頭が良く素直な青年。チェーザレが枢機卿になるため、万事を尽くす父親と、彼をまもり、命をかけるミケーレ達。次々にページが止まらない。
冬実先生の描く歴史物の魅力は卓越した人間描写と絵の美しさにあるのではないでしょうか。
その名の通り純真無垢なアンジェロと名家に生まれたが故に色々と背負うチェーザレがお互いに影響しあう姿に引き込まれて行きます。