5.0
一気に読みました!
とても重い内容でしたが、読み応えがあってよかったです。
事件の動機やその後の2つの家族が立ち直っていく様をを丁寧に追っていて、よくここまで描き切ったなと思います。
子どもが犠牲になる事件や、少年犯罪が毎日のように報道され、本当に不安です。
どうやって育ったらこんな犯罪をしてしまうの?自分の子どもがそうならないって言える?とよく考えます。
この作品を読んで改めて愛情の大切さ、子どもと向き合うことの大切さを感じました。
私は二児の母です。上の子は2歳で、イヤイヤ期真っ最中。
毎日、生まれてきてくれて、無事に育ってくれてありがとうと思う反面、自分の思う通りに物事が進まずイライラすることもあります。
もっと大きくなったら更に難しくなるんだろうな。
子どものちょっとした変化に気がついてあげられるんだろうか、自分はいい母親じゃないかもと、誰もがこの作品を読んで感じるのではないでしょうか。
子育てってほんとに大変!!そして重大な責任のある仕事ですね。
我が子とは言え、自分とは全く違う生き物なので子どもの気持ちはわからない。
でも、子どもが生まれた時の感動、幼い頃の愛おしい気持ちを忘れず、ずっと子どもと向き合える母親でいたいと思います。
最後に…おそらく雑誌などで見かけていたら、内容のヘビーさと絵の好みから読み飛ばしていたかも。
でもネットだとすんなり読めました。
この作品に出会えたことに感謝します。
- 8