4.0
何度も何度も
繰り返し読んで、その度に涙がこぼれます。
私は女なので男性同士の恋愛は想像することしか出来ませんが、なんと言うか…もし恋のライバルが男だったら「敵わないかも」と諦めてしまうのではないかと思ってしまいました。それくらい強烈な恋をこの主人公たちはしています。
もし二人が男女のカップルだったら、この結末にはなっていないだろうな。同性同士の恋愛だから困難も多いけど、だからこそ求めてしまうより強い絆。今ヶ瀬の「あなたとの絆が欲しい」の台詞が刺さりました。
恭一が最後に「より強い流れに押し流されているだけ」と言っていましたが、それは本当のことなんだろうと思います。その強い流れや永遠に埋まらないであろう溝、二人の隘路に愛と名付けたのもまた恭一なんですよね。
まさしく、お互いが例外になってしまった運命の二人なのかな。
-☆1は、同性としてたまきちゃんが切なすぎたので。
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