梟
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あらすじ
”バツ1の大伴はやり手のサラリーマン。大学の後輩で興信所に勤める今ヶ瀬に強引に口説き落とされ、男2人の””同棲生活””を始めた。ところが大伴に上司の娘との見合い話が!?”
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みんなのレビュー
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最も深く、大きな転換の章
鼠から始まる物語の第3章。
前章のバタフライで、たまきちゃんをきっかけにした兆しはあったけれど、
梟では互いの心の闇間に深くダイブしてゆきます。
本当に惚れるとは、「全てに於いて、その人だけが例外になってしまう」という名言、
エゴだと言いながら、相手の幸せを思いやる優しさがあるからこその、自信のなさ、苦しい逡巡、そこからの食い違う覚悟。
弱くなる今ケ瀬と対照的に、受け身だった恭一がふとしたところで見せる変化にゾクリとする。
縛られる側から、縛る側へ、
今ケ瀬への呼びかけが「おいで」から「来な」に。
そして、最後の別れ。
なぜ、どうして? これがベストの結論なのか? ・・そうかもしれないと、釈然としない気持ちを抱え、登場人物たちとともに痛みを感じ、迷いながら、彼らの幸せを願わずにいられなくなる。
深い、切ない、愛おしい。
見事なまでの心理描写、
気づいたら、静かに涙があふれている、そんなピュアな第3章。
そして、最終章の鯉が待っている。
行定監督で映画化も決まったそうですが、
第1章の鼠から、絶対に飛ばさずに読んでほしい、名作です。by 招福猫- 9
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5.0
今ヶ瀬君の愛情の深さに涙です。
前々作の窮鼠は…ではスカッと心地よい、ゲイvs女の対決を見せて頂きましたが、今回は何とも切なかった幕引きでしたね…😢たまきちゃん相手では、今ヶ瀬君が弱気になるの分かります。いつもは攻め一手だった今ヶ瀬君が受けになる瞬間は、個人的にめちゃくちゃ良かったです😍恭一さんも、本来は攻め派だと思うのでしっくりきたなと感じました。恭一さんを愛する事を望んでいた今ヶ瀬君だけど、本心はきっとめちゃくちゃ愛されたかったんですよね😢念願叶ったのもつかの間、たまきちゃんとの急接近に彼のメンタル遂に崩壊です。別れのシーンで、恭一さんの好きな所を羅列して語った今ヶ瀬君に私の涙腺も崩壊しました。
by ちむりぐさ- 6
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5.0
泣いた
今ヶ瀬がただのねちこいゲイではなく、身をひく潔さも持っていたんだと思って切なくなった。
今ヶ瀬が実際にたまきちゃんに会って人となりをみて大伴の幸せを願ったのかもしれない。
終わりにしましょうとは、賭けに出た言葉だったけど、別れになる事は分かっていたと思う。
別れてたまきと始められた大伴に、今ヶ瀬が自分の恋人だったこと、好きだったと気付くきっかけになったのはよかったね。
普通のカップルでも好きなまま別れて幸せを願われる事はそんなにないと思う。by 匿名希望- 0
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5.0
BLというにはそれだけでない…言葉のあれこれがとてもズドーンと届いてくる
相手が自分をどれだけ好きか?どれだけ好かれてるか??なんかよりも自分が好きな気持ち
相手が自分を拒否しないなら自分はそばにいて満足感が得られるという気持ちの持ちようというのか…深いなあー
他人に自分の思いを押し付けない海のような深ーい想い
まわり道しながらも行き着く先が同じだと良いな
そして次のシリーズに突入だあby チョコマニア50- 0
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5.0
あぁ、道が
切ない。
今ヶ瀬渉と大伴恭一の道が違えていくのか。
恭一だって、わかってる。
でも、体裁とか色々面倒なものをとっぱらうことができないんだよなぁ。
今ヶ瀬が言うことが、いちいち当たっていて予言者かよ!と思うけど、男も女もわかっちゃってるんだな。一気読みしちゃいました。by ゆーゆーいぶりがっこ- 0
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