5.0
絵が
最初は少し苦手で無料分以降を読もうか迷いましたが、面白い設定を忠実に守りながら心理描写されていて引き込まれる作品でした。
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最初は少し苦手で無料分以降を読もうか迷いましたが、面白い設定を忠実に守りながら心理描写されていて引き込まれる作品でした。
設定が面白い。
タイトルからはまったく予想がつかないけれど、読み進めていくうちに引き込まれます。
幼い頃から、「死」を意識させられ、「生命の価値」を認識させることが目的で、そのために多少の犠牲をともなう。言えば簡単ですが、普通に生きてきて、突然に死の宣告を下される側は怖いです。
国家の誇りであり国民から憧れられる仕事に付き、働くがそのなかで疑問に思う。これおかしいんじゃないの?っていう言葉すら発したらおかしいほどの当たり前の常識に疑問を抱く。自分胸のなかにある素直な疑問さえ言葉にできない…国家によりこれが正しいと、昔から決められたいるから。
最終回の逃亡シーンですが 、いままで日本国内で起きてるかのような描写なのに逃亡先は日本。最高な皮肉だと思いました。
スピリッツだしハズレはないだろうと思ったけど面白い。突飛な設定ですが主人公の心の葛藤や、イキガミが来た人の反応に共感できる。ヘルパーさんの話は見送るおじいちゃんの言葉にもグッと来ました。
単行本でも集めていました。子供の時の予防接種で自分が若くして死ぬかもしれない…実際に打たれたら日々を一生懸命生きれるのでしょうか。みんなが自分は大丈夫だと思い日々を生きているだけ。散々辛い人生を歩んできてイキガミが届く…自分の人生は一体なんだったのか…。
老人ホームのお話しは号泣しました。
もしも自分にもイキガミが来るとなったら自分はどうするのか、もしくは配達する側だったら、、そんなことを考えながら今の世の中でよかったなと思って読んでます。オチが好きです。
生きるとはなにか考えさせられる作品だと思う。
一人一人物語があり夢中になって読みました。
もし日本がこういう国だったらって考えると怖いです。
ゾッするお話もありますが面白かったです!