【ネタバレあり】海の闇、月の影のレビューと感想（54ページ目）

切ない

表紙だけ見たら怖いかも知れませんが、切ない話です。
あんなことがなければ少なくともあんなエンディングは迎えなかった。でも流水は別の人を好きになって幸せになれたのか？と考えるとどうなんだろう、とも思わなくもないです。同じ人を好きになる、でもその相手は一人しかいないから一人しか選ばれない。難しいですね。
小花美穂さんの双子同士の話ではいろいろあってもう一人とくっつくことにはなるけど、あれはあれで凄絶だし。。

ちょっとホラー

途中絵がホラーな所もありますが、泣ける場面もあり。最後はちょっと切なくなります。双子って素敵だけど同じ人を好きになると辛いですよね。

ハラハラ

先の全く読めない展開に、いつもドキドキハラハラさせられました。
本当なら、お互いの事を思いやり、とても仲の良い双子が、ウィルスによって仲違い状態になってしまったのは、とても可哀想。
しかしウィルスの作用が、心理的状態で全く正反対に働くという部分はなかなか面白いな、と思いました。
でもこの話って、突き詰めると単なる三角関係によるものなんですよね＾＾；

最高傑作

篠原千絵の最高傑作
「天は赤い河のほとり」も素晴らしいけれども、こちらは何十年たっても
色褪せない素晴らしさがある。
何度でも読み返したくなる名作で
歳を重ねるごとに感じ方も捉え方も変わる。
子供の時はホラーのように感じていたけれど
今は男女だけでなく、家族愛の部分
コンプレックスなど自分探しの人生の旅の部分も感じられるようになりました。

懐かしい、

小さい頃読んで強烈なインパクトのあった作品です。小学生だったので、すごく怖くも感じながら、でもすごく面白くてやめられず、最後まで読みました。
今読むと、その時はよくわからなかった細かな部分とかが更に面白く感じました。そしてやっぱり最後は号泣。ルミも本当はすごくいい子なんですよね。

続きが気になって止まらない！

高校時代に友人から
「人が死にまくる少女漫画だよ」
と紹介されて、
「なにそれ、酷すぎー！？」
と話題になって皆で回し読みした作品です。
本当に人が死にまくるし、主人公に親しい人物も次々犠牲になっていくので、傷つきやすかったり、理不尽な展開が嫌い（しかも加害者が報いを受けるとは限らない）な方にはオススメしかねるかと思います。
とはいえ、ついつい先が気になってしまう不思議な魅力がある物語なのも確かです。

懐かしい！

アラサーには懐かしいです！
最近双子の話ってあまり無いような気がしますが、この話の双子は読んでて混乱してくるほど似てます。絵の問題でしょうか…笑
ラストが衝撃的なので話の最初の方は全く覚えていなかったのですが、今回無料分で一話読めたので思い出しました。このまま全話読みたくなりました。
少女漫画だけどサスペンス要素もある話です。

昔、読んだこともあり懐かしさでまた読みたいと思って読み始めました。この作者のは他に闇のパープルアイも読んでました。両方、必ず主人公を守ってくれる王子様的な存在の人がいて昔の私は、それに憧れを感じていました。今、読むと昔らしさというか今時ではない感じが少し古さを感じました。

昔から

大好きな作品です。姉が単行本も持っていて、その影響で大好きになりました。容姿そっくりな双子が共通の好きな先輩から告白された所から色々と変わっていきます。本当は流風と同じぐらいいい子な流海なのに、やっぱり心の奥底では劣等感があったんだなー。悲しい歯車だよ。
もしかしたらまたやり直せると思ったけど、結局死んでしまうけど、最後にはその劣等感の中に流風に対しての愛情があったのは泣けた。

篠原千絵先生最高♪

【海の闇 月の影】は本当に素晴らしい作品。色んな伏線を全て解決させ、最後の終焉は本当に涙無しでは読めなかった。分かっては居ても…納得できなかったし、流水を最後まで憎めないキャラクターに描き上げた篠原千絵先生のテクニックに脱帽した。

愛情が深い作品だった。身体だけでも欲する流水が可愛いし、精神を頼る流風がいとおしいと思った。