4.0
面白い
映画も見ましたが、原作はそれ以上に色々な要素が詰まっていて楽しめました。登場人物が個性豊かでとても魅力的です。
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映画も見ましたが、原作はそれ以上に色々な要素が詰まっていて楽しめました。登場人物が個性豊かでとても魅力的です。
なかなか面白い!
ピアノで上に行きたい人って結構いるんだよね〜!
しかも格別に上手い人。
大変だなー!
以前からこの「神童」の評判は伝わってきていたのですが、読むチャンスがなく、今回初めてこちらで拝読することができました。こんな素晴らしい作品を、本屋で探すことなく読むことができて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。
それにしてもさそうあきらさんの作品は、あたかも音が聴こえるような作品が多いですね。さそうさんご自身、絶対音感の持ち主なんでしょうか?そうでないと発想し得ない、ストーリー展開、エピソードだと思います。脱帽。
「コドモのコドモ」もそうでしたが、ヒロインの女の子が強くて、独特で、それに引かれる(引っ張られる?)男の子は優しいという構図です。
天才的なピアノ少女と、ピアノは好きだけど腕はイマイチな音大を目指す八百屋の息子。
ついつい読んでしまいます。
間合いも独特ですね。
天才少女ピアニスト うた と 音大浪人生 和音が出会い、互いに成長していく物語。
音大が出てきますが のだめのようなギャグ要素は皆無、そこには ただ誰もが「理想の音」を追求する世界が描かれています。
うたが天才的すぎてちょっとファンタジーですが、不幸な出来事が彼女を襲い 物語は一気に重くなって行きます。
が、和音が一貫してブレずに居てくれる事で救われる思いでした。
うたと 和音は「理想の音」に辿り着くのか。
音の鳴らない紙の中から しっかりと音を感じる事が出来る 作品です。