人間交差点 6巻
あらすじ
▼第1話/踏切り▼第2話/熱い砂▼第3話/あだしの(前編)▼第4話/あだしの(後編)▼第5話/挽歌▼第6話/真昼の漂流▼第7話/紺碧の宴 ●あらすじ/朝のラッシュ時に踏切事故が起きた。当分、電車は動かない。朝の会議にサラリ-マン人生がかかっている吉沢は、何とか会社に辿りつこうと右往左往するが、やることなすことすべてが裏目に出て、なかなか会社に行くことができない。時間は虚しく過ぎていくばかり。事情を説明すべく会社に電話を入れるが、会議に遅れた吉沢に対して、上司はその理由も聞かず、頭ごなしに怒鳴り付ける(第1話)。▼町長選挙のまっただ中、候補者の大村はなりふり構わず票集めに奔走している。そのためには、体の調子が悪い叔父でさえも、外に駆り出すことを辞さない。彼をここまで追い立てるもの…それは、この町と叔父に対する復讐心だった(第2話)。▼サラリ-マン石原の役職は課長だ。だが、自分が支持してきた役員が派閥争いに敗れたため、そのとばっちりを受け、課が縮小されることになった。縮小のためには、課員を一人子会社に出向させなければならない。ひとりの男性課員が標的となるが、彼は一週間、家庭の事情で欠勤をする。だがその間、石原はずっと不審な男につけまわされる(第6話)。
この巻の収録話
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