みんなのレビューと感想「まんがグリム童話 女の戦争残酷史」（ネタバレ非表示）（6ページ目）

戦争の無い時代に生まれて、平和のありがたさを本当に分かっているのかを、改めて考えさせられました。親子、兄弟、恋人、お国の為にと信じて戦地へ赴いた方々と、見送った方々、どちらも悲しい時代でしたね。

これでいい

戦争ものの話は必ず悲しい終わり方ですが、それでいいと思いました。なぜなら戦争で幸せを得られた人はいないですから。

話がしっかりしてる

てっきりエログロかと思ったら
意外に話がしっかりしていて
絵も好感がもてて面白かったです。
普通に。

女の苦しみ

とても読みやすいし、その時代その時代を生き抜いた女性の苦しみが描かれています。
内容は易しいと思いますが、女性が母親として、女として抱える闇が垣間見える作品のように感じます。

戦時中の日本は狂ってますね。
もしまた戦争が起こったらこんな風になってしまうのか･･･。いつの世の中も巻き添えを食うのは一般市民。お年寄りと子供と女の人。いっそ、女の人が国を統治すれば戦争なんて起こらないのかなぁ･･･

特攻隊になる息子の話、ラストシーンで泣けました。私にも息子がいるので、妙に感情移入してしまい…語弊があること承知で、この令和の時代に母親でいられることに改めて感謝だなと思います。

見づらい

話は良い筈だけど、絵が大きいのと１コマづつしか見られない設定なのがミスマッチ。
重たいし見にくい。
せっかくの良い作品だし、(上手とはいえないけど)丁寧に描かれたであろう絵もお互いが邪魔しているみたい。
この作品に限っては、１コマ見せではなくてもう少し見る方法を考えてほしいかもです。

母親

自分の息子が、こんな風に母親に気を使って自立しようとするなんて、母親の力の無さが身に染みるようです。

戦時中とはいえ。

子を思う母の気持ちはいつの時代も変わらないよね。女で一つで育ててきた息子、正一が特攻隊となって散っていく姿を喜べるはずはないよ。

戦時中の話というのは本当にたった何十年か前の日本のこととは思えない。
普通に生きている心優しい人間があっという間に死んでいき、未来のある若者が命を差し出すことが当たり前の時代。もう絶対こんなことが起きてはいけない。悲しすぎる。