5.0
上司(ただし男)が、嫁になりまして。
『神の手を持つ男』を読んで、作者さん(新也美樹先生)の他の作品も読みたくなり、こちらを拝読。
いやー、期待を裏切らない面白さでした!
コミカルなコメディなので、エロ度は低めですが、思う存分笑えたので、それもまた良き哉かな、と。
料理上手で、掃除洗濯をてきぱき片付け、仕事が終わると気遣いで癒してくれる、出来すぎな「嫁」が、上司(社長の御曹司)で長身イケメン分厚い胸板、夜はバリタチ・一美(攻め、表紙右)。
突然、一美に押しかけられて居座られ、ネコにされてしまった「夫」が、普通の男・敬吾(受け、表紙左)でして。
作者さん独特の文字ツッコミが面白くて、毎回笑ってしまいますが、今回もあちこちにあって楽しみでした。
何やかんや言いながら、確実に流されて、絆されていく敬吾が面白くて、ずっと読んでいたい気持ちに。愛情が育つにつれ、男気のある男前に変わっていったのも良かったー。
ずっと健気に敬吾ラブな一美が、次第に自分も可愛く見えて、どんなに長身でいいガタイでも「嫁」にしか見えなくなった…。
番外編の、お隣さんの話はいちいちツボで、文字ツッコミ「←※もう引っ越せ。」にブホッ!
赤ちゃんの話もバカップル全開で、ここまで行くと清々しい以外の何ものでもない。
『嫁に来ないか』シリーズは、『~呉服屋の嫁~』、『~漁師の嫁~』と続きます。
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