【ネタバレあり】[小説]ストーカー魔術師の最愛 毎日求婚されてもお断りですのレビューと感想

ヘルブラントが人の気持ちがわからず自分のしたいようにする典型的な天才キャラで、
ユリアーネはひたすらそれに翻弄されて最終的に絆される…という大まかな筋は予想通りなものの、
実は黒幕はあの人物かも？と思わせといて実は…的な要素や、目次で最後の方に聖女ってあるからどうせユリアーネが聖女になるんでしょと思いながら読むとそれはそうだけど実は…的な要素なんかもあり
いい意味で裏切られつつ最後は予想通りハッピーエンドで安心しました。
ソーニャ文庫さんだから正直どんなドロドロがあるかと身構えて読み始めたのですが終始わちゃわちゃした感じで明るく読めました。
ヘルブラントみたいになんでも魔法が作れちゃう人が悪いこと考えたら思い通りになるのでは？と思うけど、
好きな人は操るとかではなくちゃんと好きになって欲しいって行動して失敗して強硬手段に出ようとして止められて…でも少しづつ自分のやり方に引きずり込もうとまた頑張る…みたいなのは憎めないなと思いました。
敵にはしたくないし身近にいて欲しくはないけど…。