【ネタバレあり】花嫁修業をやめたくて、冷徹公爵の13番目の婚約者になりますのレビューと感想

ヒロインとヒーローの性格や行動が釣り合ってない？？と思うところが少しありますが、それを除けばおもしろい作品だと思います。

良かった

主人公めちゃくちゃいい子、いい子すぎて心配になる婚約者は傍観者姉も家を守る為とはいえ行き過ぎた行動がイライラする
でもそんな2人にも誠実に対応してマジですごい

激変

僕の子供を産んでくれれば　後は好きにしていていいと言ったのに　今や　君が好きだと告白！あまりに態度が違いすぎー

イリアが優しい

イリアがどんな人にも、嫌味もなく、素直で優しいです。心配になるほど、お人好しですが、その人柄で、最初は冷たかったエリオットもイリアに惚れていきます。周りの人達も味方につけて、お人好しイリア、最強です。

うわぁ…

これは…好き嫌い分かれそうな作品だなと思いました。復興するためとはいえ、娘のことをただの道具のように扱うのは人の心とかないんか。

ひどい☹️

家を守るためとかで結婚相手を選ぶのが当たり前だった世の中☹️
醜い心で相手を陥れて幸せになれると思っているのでしょうか？
人間って哀しい生き物ですね…

主人公を好きになれるかどうか？

よくある、没落しそうな貴族が娘をいいところに嫁がせようと躍起になる話で、早速主人公は過去に12人も婚約破棄されている公爵様に見そめられて…
貴族間の虐めや、義理の姉からの嫌がらせにも耐えしのぶ主人公にみんなの心が絆されていき…というストーリー。
ここで、主人公のいい人ムーブを受け入れられれば物語を楽しめるかと思います。
私は無理でした。
良い子なんでしょうけどね。
いやいななんで？と、突っ込みたくなってしまいます。あと、はじめの公爵様が本当に役に立たなくて、頼りなくて、いやいや、お前はもっとしっかりしろよ？義理姉の弟の婚約者イビリも定番化していて、なんか、これを受け入れてる弟も嫌だなぁ…って。それに対しても「事情があるんだろうなぁ」という主人公に嘘でしょ？と思わずにはいられない。

幸せな気持ちになるよ

没落寸前貴族、父親は娘達を結婚の道具のような扱いだし…ありえない⤵︎
でも心優しいイリアは妹の為お家の為舞踏会へ。
そこで出会ったのがエリオット様…冷徹なんて言われているけど優しい。
意地悪されても前向きに捉えて笑顔のイリアは読んでるこちらも笑顔になります。

冷徹公爵の心を溶かすヒロインの優しさ

娘に厳しい花嫁教育を押し付けて玉の輿を強いるとか、父親なら自分でお家再興を頑張れよって思いました。健気なヒロインは幼い弟妹を庇い厳しい花嫁教育を続けます。
舞踏会で出会った公爵は早くに両親を亡くしており、家門を守るために懸命に生きてきた姉弟。似たような境遇＋健気な性格のヒロインだから婚約者として務まったのかな。
様々な出来事を共に過ごすうちに公爵は心を癒され、やがて自らヒロインと生きていく道を選びます。
馬車の事故から2人の結婚に至るまでのエピソードはハラハラしました。助けた子どもたちや大人たちが事実を証明するためにお城に来たシーンでは、分かっちゃいるけど「公爵、やるじゃん！」て感じ。

初日にヒロインに向けられた公爵の冷たい発言が目に見えないハードルになってて、それを後悔する公爵。提案した新婚旅行は2人の距離を少し縮める事ができたよう。
ヒロインには、ぎこちないけど誠実な一面を見せる公爵の気持ちに早く気づいてほしいし、なんなら早く自分の気持ちに気づいてほしい！2人には幸せになってほしいと思い、読み進めているところです。

面白い！

読み進めると、女の子のポジティブさと清廉さが心地よくなってきます。天使のハートに周りのみんなが良くなって行くといいな〜と思えるほどに(^^)。逆に、当て馬なのか悪者たちの低レベルさが気になりますが、仕方ないですね。ここは、お子ちゃま扱いで読めば乗り切れると思います。かわいい天使の心にハートを洗われるのがクセになり、読み進めてます。