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プリンス3部作の最後は皇太子

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あらびあん(カタカナだと引っかかりました)プリンス3部作の最後、皇太子と看護師アリのお話です。
皇太子カマルは父親である国王から強烈な皇太子教育を受けて、父親そっくりな頑固者に見えますが
妹ジョハラとの幼い頃の約束を守ろうとする優しさも持ち合わせた素敵なプリンスです。
個人的な話ですが、私自身妊婦時に自宅安静や入院などトラブルがあったので
立場上未婚で妊娠した娘ジョハラを許せなくても妊婦にストレスを与える国王には幻滅ですね。
カマルが医療に力を入れているのもジョハラの母親が出産前の急変で母子共に命を落とした事に起因しているのに
妊娠で妻と生まれるはずの子を亡くした国王は一体何やっているんでしょう。
作中、カマルのセリフに「愛は人を弱くする」というのがあります。
私なら、愛で人は弱くもなり強くもなり、どっちに転ぶかは本人次第だと思います。
結局カルマは自分の意見をハッキリ言う強いアリに愛を否定できない魅力を感じたようですね。
大好きな文月先生の作画ですが、カマルがプリンスというよりも会社の社長ぽく見えてしまうのだけが残念です。