太陽の主

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あらすじ
芭楊は淡々と言った。「陛下を手に入れたいです」「……何を手に入れたいって?」旦は笑顔のまま固まった。治癒力を持つシヨ族。治癒力を持たず村で蔑まれて生きてきたバヤンと、神の罰を受け、絶え間ないひどい渇きに苦しむダン。彼らの運命的な愛の物語。
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みんなのレビュー
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5.0
異常な村社会
凄く面白いけど、ストーリーの初めに胸糞の悪いジジイ共が散々やらかすので、その気持ち悪さを乗り越えるメンタルが必要です。
主人公の血を村人みんなで飲んでパワーアップしてたのに、その主人公親子を村八分してるのもキモいし、主人公は母が村人数人にレ◯プされて出来た子供…って(汗)。
それでも子供を愛して育てたお母さんは立派だけど、そもそもそんな事が平然と行われてる環境で生きてるって地獄過ぎる。
主人公が力を手に入れて、クソ野郎どもを抹◯する所まで見続けるつもりです!by ウリィ-
129
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3.0
出来ればもっとルビを
中華風(?)の壮大なストーリーですね。
内容に入っていきたい気持ち満々で読んでいたのですが。
バヤンにザハンなどの人名、くろしよなどの名称など、
はじめて聞く名詞がいっぱい出てきます。
最初はルビがありますが、
あとはそれを思い出しながら読まなくては、です。
これだけ読みにくい漢字が次々出て来るのなら、
全部にルビをつけるか、カタカナで表現するとか
がいいのでは。
物語に入っていく前に、
この「読み」で引っかかってしまう感じです。by takuさん-
426
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5.0
皇帝と芭陽は古の時代から繋がっていた神の子とその主であるものの、真実の揺るぎない愛で結ばれた二人。
しかし、これが始まりの終わりになるのではと読み進めて二人の仲睦まじさを毎回確認しても不安が拭えず。
そしてついに陛下の狂気が発症して芭陽が犠牲となって亡くなり……。
芭陽の血を吸ったおかげで皇帝は正気に戻りましたが、芭陽が亡くなった事を知った時の皇帝の底なしの悲しみには読んでる側にも胸が詰まる思いがしました。
芭陽は生前の母からもらった神珠を皇帝に渡していましたが、それを皇帝が飲み込み皇帝と芭陽は魂が繋がり生き返りましたが、それを飲み込んだ事によって相手と痛みも死も繋がってしまうとは素敵な夢の様なお話です。
もしその様な神珠がこの世にあったとしても、自分にはそれを飲み込める程愛していた人はいなかったなと振り返ると寂しい限りです。
皇帝は芭陽の出産の痛みも同じように感じて耐え、人生を終えるのもまた同時に。
自分の来世の人生、こんな伴侶が見つかればと願ってしまいました。by げんない-
45
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5.0
誕生から死まで、ちゃんと起承転結ある作品
この作品は全巻読むと1人の女性の
誕生から死までの壮大な物語と解る。
そして、良妻賢母の賢い女性の一生涯の物語。
そして、野獣をさばく主の物語であり、
互いの痛みを共有し、同時に死ぬ等、
切り離せない2つの魂の物語。
(ツイン・フレームの様な)
全巻読むのに4日掛かってしまった程
誕生から死まで、
・1つ1つの出来事に起承転結があり
・ちゃんと落とし所に収まり
・読み終わった後の疑問がほぼ感じられなかった
その点が爽快だった!!
唯一、腹違いの弟君の事だけもぅ少しだけ
知りたかったかな。
陛下は元より、後のお后様の本当の直近の人々は
皆人が良くその点も、この作品に愛情を抱け
安心して読めました。
後にお后様になった主人公がとても賢く、
痛快だった点もとても良かった!
後半、愛が深まる心情と同時に
愛の描写も具体的に描かれてくるし、
陛下以外の男性(親友国王)の男性としての好意は
やんわりかわしつつ、
愛しの陛下の嫉妬心を上手に立て、かつ
陛下の独占欲、征服欲を満たす事に
上手に活かしている展開は、
本当に賢くて見事だった。by みや8-
29
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5.0
神話の謎を解き明かす面白さ
最終話まで全部読みました。
冒頭で主人公が歌う歌‥‥それが物語全体の重要な鍵となっていて、全てが回収されるのは本当のラスト3話目くらいです。
物語の初めの方は村人も陰険で皇帝も噂では殺戮を繰り返すとんだ人格で血生臭い要素満載なのですが、迎えに来た護衛の男達との出会いから少しずつ良い方向に回って行きます。
何か困難な事が起きた時に、巫女である母が教えておいた歌の意味を考え、疑問に思いながらも実行する。
そうして自分の血に人の怪我や病気を治す力がある事を発見し、神の罰に苦しむ皇帝を救い、深く愛されるようになるのです。
愛‥‥とはよく見聞きする最大のテーマだと思うのですが、この主人公二人の愛、自己犠牲も含めて半端なく凄いです。
特に印象に残るのは、国の科挙を表彰する祭典の場で国民の見守る中で皇帝に毒を盛られて、すぐに主人公の盃を叩き落とし、苦しみ死に至る皇帝を今度は主人公が自分の生命を犠牲にして彼を救うのです。
自分の腕の中で息絶えた彼女を抱いたまま、血だらけのまま茫然とする皇帝の悲しみが尋常でなく血の気が引く思いで読みました。
死んだ彼女の母が皇帝の夢に出てまで娘の為に動くのも不思議ですが巫女との事で違和感無く、娘は生き返る事が出来たばかりでなく二人は魂が結び付き、痛みや感覚も共有し、片方の死は相手も死ぬという不思議な一体感が生まれます。
面白かったのは彼女かお産をする時につわりの時から皇帝も気持ち悪さや吐き気を感じながらも顔に出さないように努力しているところでしょうか。
これで陣痛が来たらどうなるかなとちょっとワクワクして見てました。
ラストの方で主人公と皇帝が一緒に横たわりながら手を握り、最後の吐息を共有しながら世を去ります。
その時点ではまだあの歌の最後のフレーズがまだ残っているのですが、その後で全てが回収されるのです。
神話の世界からの壮大な謎解きの物語、お試しあれ!by さくもぷ-
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