私が愛した人は優しい悪魔でした
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あらすじ
ガーネッシュ子爵家で虐げられていたクロエは、帝国唯一の大公カイロスに救われ、後見人として育てられた。 美しく成長したクロエは彼に想いを寄せていたが、あの男にとって自分は、腹違いの弟である皇帝を誘惑する為の美しい餌に過ぎない事も知っていた。 何度残酷に利用されても彼を愛さずにはいられなかったが、愛しい我が子エステルを奪われた時、やっと彼女は悟った。 ―私が愛した男は、優しく美しい残酷な悪魔だった。愚かな私は気づくのがあまりにも遅かった―と。 しかしそれに気付いた時、何かが歪んだ。確かに皇帝の子を産んだはずなのに…?皇帝を殺しカイロスが皇帝になったはずなのに…?私は毒を飲んだはずなのに…? 逆行した時空の中で、再びクロエが進む道は復讐か?それとも…
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みんなのレビュー
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悲劇
正統な皇帝である弟を廃して、自分が皇帝になりたいと願う異母兄である大公。
彼は美しい子爵家の娘を引き取り、皇帝の好みぴったりに育て、皇帝の子供を産ませる。そして自分に有利な貴族の令嬢と結婚し、皇位略奪の陰謀を着実に実行し、皇帝の愛する娘を人質にして、ついに皇位を奪って自身が皇帝となる。
自分を育てた大公を愛するが為に皇帝を裏切った娘だったが、捕らえられた皇帝が、自分の裏切りを知っても、逆に自分の身を案じてくれた事、本当に自分を愛してくれていた事にショックを受ける。そして、前皇帝との間の娘を奪われた彼女は新皇后から娘の元に行けと、渡された毒を飲み、亡くなる。
がその瞬間に、初めて前皇帝と過ごしたばかりの日に生まれ変わった。
そこには、前世と違って、彼女を心配し、自身の欲望より、彼女を大事にする大公がいた。
大公も生まれ変わってきたのか?今度こそ娘を奪われない為に、前世では言いなりだったが、今世では大公に反抗する。
前世では自信たっぷりだった大公がオドオドして、いい気味です。復讐して、自身も幸せになって欲しいです。by chack&hamuko- 1
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5.0
自己肯定感の回復
この話は深い。
最初は主人公のクロエがカイロスに利用され、皇帝のレイモンドを亡き者にすることに手を貸した悲劇と罪悪感から自分を愛することも肯定することも出来ない状態だった。
しかし、転生し過去に戻って全てを知ってなおクロエを愛するレイモンドの無償の愛で、徐々に自尊の感情を取り戻しレイモンドを愛するようになる。
クロエはあらゆる人を魅了し、愛されるようになっても自分を許すことが出来ずにいた。自分を許し、自分を愛することが出来て初めて他者も本当に愛することが出来る。
悲劇で壊れた心を真っ当に取り戻していく話。蔑まれて我慢して我慢して、一度死んで、壊れそうになりながら少しずつ明るい方に歩んで行く姿が良い。
レイモンド、エノク、彼女を真に愛する人間がいて本当に幸せではないか。by omutupanti- 1
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4.0
大公カイロスに対する嫌悪感…
無料分まで読みました。
これは、最初から52話まで常にカイロスに対する嫌悪感がありました。
たとえて言うなら、気持ちが悪い虫を見ている気分。
マノアは理解不能なものに対して激しい嫌悪を抱きます。
例えば、某国家主席(生き方・考え方、やっていること。何もかも理解不能)
例えば、ゲジゲジ(何故、そんなにたくさんの足が必要なのか理解出来ない)
例えば、ハングル文字(とても文字とは思えない奇妙な記号。気持ち悪い)
例えば、UFO(存在自体が理解不能。昔、宇宙人に拉致されて実験されたとかいうテレビ番組がトラウマの可能性も)
という感じで、マノアが理解出来ない存在には吐き気を催します。
カイロスへの嫌悪感は、クロエに対する態度から始まり、彼女の子どもを殺したところでシャッターが完全に下りました。
許さん。
だから、クロエにとことん拒絶され、絶望する様子は当然の結果としか感じられなかった。
クロエが大公邸を出た時点で、実は興味を失い、その後の展開は実はあまり気になりません。by マノアの滝- 0
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4.0
とても複雑な話
初めは、とても悲惨なヒロイン・クロエと皇帝レイモンド、大公が元凶なのに、彼も狂い死に。メッチャ暗い話だった。
しばらく読み進めると、3人共に転生し、クロエと皇帝は悲劇を避けようとし、大公は邪険に突き放した前世を悔い、クロエに異常に執着する。
絵もキャラも、ストーリーも凝っているが、転生後も、前よりは話に救いがあるが・・・複雑で暗いので、星4つで。
話が複雑すぎる・・・私には・・・by なんちゃって・・・- 0
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2.0
愛した人、確かに悪魔みたいに気持ち悪い
絵も綺麗だし、ストーリーも悪くはないと思ったけど、評価低いの共感出来る
毎回話の冒頭が、前の話の終わりシーンを長めに使われてるし、これ無料だから許せるけど、有料なら損した気分になるかも
主人公は子爵家の私生児として生まれ、幼少期に引き取られた子爵家で、悲惨な日々をおくることに
そこから助け出してくれたのが、帝国唯一の大公である、叔父のカイロス
後見人として主人公を引き取り、令嬢として育て上げるも、それは単なる同情ではなく、腹違いの弟の皇帝を誘惑させて、いずれは命を奪いその座を手にするため
利用されていると判りながら、一途に叔父を想い続ける主人公も理解出来ないし、時折叔父が爬虫類か悪魔のように描かれている姿も、気持ち悪くて無理!
叔父の思惑通り、皇帝は主人公にベタぼれで、一緒になるために、周りを敵に回して、自滅しそうな勢いだし
あらすじみるかぎり、大切な人を全て叔父に奪われ、自身も死んだのちに、時間が巻き戻るようだけど、その辺りからなら、おもしろくなるかな?
とりあえず、今のままなら無料だから読んでみようかな?くらいにしか思えませんでしたby 冬の夜- 0
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