4.0
転生物と見せかけて政略婚のリアルを描く
筆頭公爵家のヴィオレッタ・ルーナ・マリエール嬢は、第一王子アシュレイ・ルーメン・スフォルツィア殿下と、10歳で婚約を結び、政略と理解しつつも、二人で穏やかに絆を育んできた…筈だった
共にシーリオ学園に入学し一年、王太子妃教育も満了しようという頃…二人の間にロリーナ・オーブリー男爵令嬢が割って入ってくる(市井で育ち引き取られた、凄くヒロイン臭のするあざと可愛い年下令嬢)
殿下は男爵令嬢がくっ付いたら「いけない」と嗜めたり、服装を注意する等生徒会の役目の一環で目をかけていると言えなくもないが、ヴィオレッタは内心面白くないし、考え方がどんどん悪役令嬢化していが、男爵令嬢を虐めたりしない!虐めをしても良い事など何もないとしっかり弁えてて賢いし、悔しくて辛い気持ちをグッと我慢してるのがなんともいじらしい…そんな彼女は殿下から婚約破棄されるという噂を聞き…悲しむも妙にwスンとします(婚約者居ながら…夜会にエスコート無く、男爵令嬢とのダンス見せつけられたら、一緒に居る時間が無くなったのも相まって、婚約破棄が妥当と考えてるの普通よねw)ヴィオレッタは婚約破棄されるくらいなら、自らから申し出て、恥をかかぬ様立ち回ろうと覚悟を決める(婚約してるのに別の女に目移りした殿下悪い‼︎彼女にも私にも不義理‼︎って怒ってるのがまともでえらいw)
笑い物にならない様に素敵なやる気のドレス(戦闘服w)を着て、いざ戦(会)場!!と思ったら、殿下がエスコートに現れたので男爵令嬢との仲を弾弓すると、用意された書類に躊躇なくサインする殿下を見てそれ程まで男爵令嬢を好きなんだと傷つくヴィオレッタ…しかし書類は婚姻誓約書だった‼︎
男爵令嬢は落ち着くが婚姻するメリットはないと話す殿下に、もろもろ足りぬ男爵令嬢に代わり公務を押し付けられ蔑ろにされるお飾り妻に成ってしまうのだと瞬時に失敗を悟るヴィオレッタ
そして数コマで一年経って、数コマで結婚式とか諸々終わって、初夜直前‼︎ナイトガウンに丁々発止してる第三話半分まで読みましたw
転生物の王道を描いてるが、転生はしてない
王太子が浮気しても政治的な判断を出来る頭があれば、こうなるだろうなっていう、政略婚の現実を描いてて、しかも溺愛の気配がある♡
これ婚姻誓約書を書いてる時の殿下の内心とか知れたら面白そう♡続きを楽しみに待ってます♪
作者様方ありがとうございました♡
- 0