僕らには僕らの言葉がある
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あらすじ
“ろう”のピッチャー・相澤真白と“聴”のキャッチャー・野中宏晃。音のない世界と音のある世界を超えてお互いに近づいてゆく男子高校生バッテリーの青春ストーリー! 高校の入学式で、初の「インテグレーション生」として入学し、壇上から手話で挨拶する真白。野中は、野球だけが目当ての自分には関係ないと聞き流し、配られた指文字の表も丸めてポケットに入れてしまう。だが放課後、真白は野球部にピッチャー希望の新入生として、野中の前にふたたび現れた。バッテリーを組まされたものの、「こんなやつ いるだけ邪魔だ」と野中は思う。しかし、真白が自分にまっすぐ放った球を受けて野中の口から出た言葉は「ナイスボール…」。二人のストーリーが、始まった。
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みんなのレビュー
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野中くんのような一人の男子高校生が世界を
変えていく可能性があることを教えてくれました。
これまでも人類の歴史の中で、誰かの小さな一歩が世界を変えてきた、という事例は多々あります。
自分には関係ないし、面倒なことに関わりたくない、というのが多くの人の本音で、そうした行動を
とっているのが世の中の大半ですし、真白くんが入学した学校の「聴」の生徒たちもそんな感じなのですが、
一男子高校生の野中くんが目の前の自分の相棒になるかもしれない真白くんに対して
真剣に向き合おうとしたことから波紋が広がり、
関わるのがめんどくさそうだった他のチームメイトたちも徐々に巻き込まれて、自分たちも真白くんと徐々にコミュニケーションを取っていこう、という姿勢に変化していく所には感動を覚えました。
真白くんのこと、「ろう」のことを理解していない周りの人間は、やはり偏見を持って彼に接してくるのですが、相方の野中くんやチームメイトたちが、そうした人たちの目を覚させて、世界を変えていくきっかけになることを期待し、私もそこに協力する人間でありたいと思います。by からすやま- 0
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