詩歌川百景
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あらすじ
山形の山里にある小さな温泉町・河鹿沢温泉の旅館で湯守り見習いとして働く和樹。弟の守とともに、旅館の女将や周囲の大人の思惑に時に守られ時に翻弄されながら暮らしている。大人たちの抱える過去、そして河鹿沢温泉に数年前に引っ越してきた旅館の大女将の孫娘・妙をはじめ幼なじみ達との友情と恋と人生が静かに紡がれていくーーー
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みんなのレビュー
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傷ついた子供たち
前作、海街diaryから約10年後。海街diaryのすずの義理の弟、和樹が主人公の温泉街を舞台にした人間ドラマです。世にいう“毒親”に苦しんだ子供たちが成長と共に呪縛を抜けたり、働きながら自立していく姿は切なくも頼もしい。心の動きが丁寧に描かれていて、読んでいて胸がつまる事も。
個人的には、海街diaryが「陽」と「動」
詩歌川百景が「静」と「流」なイメージです。
吉田秋生先生の代表作「BANANAFISH」のような派手さはありませんが、海街diaryとセットで大好きな作品です。by 月と黒猫- 28
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5.0
切なく美しい
映画化もされた『海街diary』のスピンオフ作品です。
のどかで美しい田舎町と、そこに住む人々。
「今いる場所」で精一杯生きている若者がいる一方で、どこまでも他力本願で自分勝手な大人もいる。
大人は子供を守らなくてはいけないのに……と
読んでいて胸が苦しくなることも。
とはいえ重くなりすぎず、どちらかというと淡々としたストーリーですが……
海街diaryから続く少々複雑な血縁関係、人間関係を把握するのが大変かも?by きろくま- 0
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4.0
懐かしい
この漫画家さん、デビュー(ちょっと不思議な下宿人)当時から好きでした。
でも、途中から、この人のひたすら冷たくてドライなハードボイルド系の漫画に付いていけなくて、一時離れていました。
ハードボイルドは、冷たさの中にどこか甘さが漂うのが魅力。たとえば、ハンフリーボガートがドライに人を切り捨てる時に、一瞬ふっと見せる辛そうな表情とか。
ですが、この漫画家さんはハードボイルドを描くと、ひたすらドライだった。ドライに徹して、美形の主人公を殺しまくって話を盛り上げるし…涙
ですが、この詩歌百景はしっとりしていて良さそう。by ノー・ニックネーム- 5
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5.0
「海街diary」の番外編です。
「海街diary」の四女すずは、父親亡き後、それまで住んでいた田舎の温泉街を出て、姉たちに付いていった訳ですが、こちらはその後の温泉街のお話。
田舎の人間特有の問題や毒親に振り回されながらも懸命に生きなければならない子どもたちのリアルな姿が描かれています。
「海街diary」と比べて内容が重たいですが
人間の心の機微の描き方はさすがとしか言いようがありません。by からすやま- 1
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5.0
田舎のリアル
観光客や都会人がイメージする田舎は美化されている。
実際は、狭い地域に何世代も見知ったの人間関係の中で生きているので、結構生々しかったりする。
この物語は、田舎のいいところだけでなく、そこで生きている人たちのリアルな人間関係や心情が描かれていて、チクリとするところもありつつ、切なくても愛おしい生活が描かれていると思う。by うえめち- 4
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5.0