【ネタバレあり】悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～のレビューと感想（2ページ目）

新鮮な世界観

まず初めてみた時にタイトルに惹かれました。「中の人」。どういう話かなと思って読んでみたらこれが面白い！
転生モノでは描かれていなかった転生者が乗り移った後の人物の自我の行方が描かれているのが新しいなと感じました。

あとは、「エミ」を通して全てを知った「レミリア」がチートすぎて安心して読めました！笑
なんだこの公式チート悪役令嬢は笑笑
「エミ」の底抜けの優しさは読んでてすごくほっこりするし、作中でもレミリアがいかにエミを大切に思っているかがわかる描写がたくさんあって、すごくいいです！(語彙力喪失)
エミの優しさと、それを模すレミリアの悪役らしい腹黒さ。この２つが合わされば怖いモノなしでは！？
レミリアが周りの人に影響されて次第にエミ抜きでも優しさを持つようになるのも、これからの展開が楽しみになる要因の一つかなと思います。

またレミリア以外の登場人物もすごく魅力的です！私の個人的な推しはソーンさんかな？普段は商人としてのスタンスを貫くドライ？な一面が目立つのですが、狂化のくだりで見られる仲間を思いやる優しさも彼の魅力の一つじゃないでしょうか！！！！
彼の他にも魅力的な登場人物や、物語がたくさん詰まっています！(途中からピナサイドの出番はほぼ皆無です笑笑)
優しさを知った悪役令嬢レミリアの華麗なる冒険譚をご一読あれ！
…なんか紹介文みたいになったけどこれレビューのはずだよね…まあそこは目を瞑ってくださいな笑笑

努力と誠実な女性だったのに人間に裏切られたので、魔界の人々を味方につけ、「聖女」をかたる転生者に復讐するはなし。魔法でちょちょいで解決するところも多いけど、ちゃんとじっくり取り組んで自分の世界を反映させていくの話はよかった。

最初は、はがゆさが続きますが
復讐ターンで次々に伏線回収されたり、主人公の計画通りにことが進んでいくので痛快です…

早い展開なので、イラつく度合いは少なくて済みそうです。
最近辺の男女が最悪なので、切り替えが早い方がよいと感じていました。

完結が楽しみ

悪役令嬢に現代人が転生…、までは良く有る設定。この話はどんでん返ししてからが、ストーリー的には主軸になると感じました。


よく知るゲームの悪役令嬢に転生したエミは、悪役令嬢レミリアが大好きで推しキャラだった、何としても断罪からの破滅エンドを避け、レミリアに幸せになって貰いたいと、持てる知識とアイテムを駆使し、ゲームの結末を変えようと奮闘する、その様子やエミの現代での記憶、レミリアへの想いを、意識の奥底に閉じ込められたレミリア本人も共有し、やがてレミリアの凍った心に暖かな気持ちをもたらす………が。


ゲームのヒロインキャラにも現代人が転生し、シナリオ展開もレミリアが悪役では無い雰囲気で進んでいたが、ヒロインのアイテム使用により、今までのエミの努力も虚しく、攻略キャラや周囲の人物は、掌を返した様にヒロイン側につく、あまりの急展開な成り行きに心が壊れた様に成す術を失ったエミは、混乱する。その時…！

転生者だけでなく、元キャラの人格も活躍する展開に、目が離せない！！
悪役令嬢レミリアの真骨頂が輝く、目を逸らせない大逆転が、今始まる。


所々、悪役令嬢らしいエミリアの表情が、賛否分かれるかもですが、なかなか無いストーリー展開は、興味を惹きつけました。完結が楽しみな作品です。

悪役令嬢系の漫画は今までも読んできたんですが少し変わったストーリーで驚きました。まさか転生後もその人物の意識があったとは、、

転生の話にはなるけど、ちょっと違う感じがいいです。転生した人の話で進んでいくけど、何と途中から転生された側がもとの身体に戻ってきて状況を変えていこうとする。なかなかここからどう対抗していくのかが、面白くなってきました！

新しい！

転生をするだけではなく、中の人が見守るタイプ…！
ずっと横で転生者の頑張りとか優しさをみていたからこそ、辛いだろうな…

問題が解決した後、転生者に体が戻っても戻らなくても面白そう

アク強な極上のファンタジー

登場人物が着ぐるみの中のように入れ替わる物語です。本物と偽物、本当の悪役は誰なのか、性善説は嘲笑のように舞台劇の幕間のお茶うけのような不確かさ。絵も美しく、時に禍々しく、それがまた癖になり、とにかくハマってしまいます。お薦めの極上ファンタジー‼

悪役令嬢好き

悪役令嬢ものが好きでよく読んでいます。これは、もともとの悪役令嬢が復活して物語をすすめるところがとても興味深いです。やっぱり、悪役令嬢は悪役っぽい顔と視線にそそられるので、その顔と視線もたまらないです。