【ネタバレあり】ぼくはまだ噛めないのレビューと感想

思春期に差し掛かった年頃の少年のトラウマを
生真面目な性格のせいでずっと重石として
背負ったまま青年になる。
独り善がりな贖罪に囚われて
青春を謳歌することも出来ず
幸せを求めることに罪悪感だらけで
まぁ暗いこと暗いこと…(-_-)

贖罪元の兄さんを救って幸せにしてくれた
リアムに感謝こそすれ逆に妬むなんて
結局は、極度のブラコンってやつでしょう。

でもまぁ、幸せを掴めそうで良かった。
家族みんな円く収まる大団円は
読んだ後にスッキリするのでありがたいです。

君はもう噛めないに出てた弟くんのお話です。表紙から攻めくんはワンコ系の感じを想像してたんですけどヤンチャ系でした（笑）でも素直で優しくてイイ男です！2人とも見た感じ大学生ってより高校生って感じでしたけど楽しめました♪

兄を傷つけたことに苦しんできた主人公が、まさかのΩだったことは驚きの展開でしたが…
Ωだとわかってからの二人のラブラブっぷりがいいですね～

兄との再会の場面は素敵で、幸せな気持ちになりました。

オメガバース

君はもう噛めないのスピンオフ！！
αだと思っていた主人公がまさかΩだったとは！きみはもう噛めないのキャラもでてきて面白いです。

前作の「君はもう噛めない」がとても良かったので、こちらも購読しました。
前作であまり語られなかった弟について、兄と同じように、長く苦しんできたオスカーについて知ることが出来て良かったです。

相手の男の子が少しずつスパダリに見えてくるマジック！(失礼ですみません…)
ハッピーエンドで良かったです。

オリバーとリアムも出てきます。嬉しいご褒美ですね。