【ネタバレあり】みはなだペクトライト【電子限定描き下ろし付き】のレビューと感想

スクールストーリーの傑作！

あいつに勉強の順番でまけたくない！

学生時代のそんな悔しい焦燥感を思い出してハラハラするし、
親からの期待に答えられない絶望感や、和解できたときの安堵、そこから嫌いだったやつへの恋愛感情…

短い話の中に、さまざまな要素が入っていて、本当に良作です。
なゆた先生の本は全部好きですが、この本が1番ぐっときました。

全体的に、学園ドラマみたいだった。もう少し二人の感情の変化がわかりづらいと思いました。一応完結はしているのですが、物足りなさが残りました。

内を知るのが大切！

万年1位の川瀬（攻）と、万年2位栗原（受）。
明るく何でも引き受ける瀬川に1位をキープされ、自分ほどの努力も苦労もしていないんだろうという先入観から毛嫌いしていた栗原だったけど、そんな川瀬からほっとけないと付き纏われ、お節介の数々。
川瀬の内面を知り、打ち解けていった。
栗原も自分の本心を川瀬にはき出し、親にも苦痛を打ち明けた。

そこから近寄り難かった栗原が段々と周りとの距離も打ち解けていき、そんな栗原を見て川瀬は焦りを感じ、キスをしてしまう。
煮え切らない態度の川瀬に栗原は結構、ハッキリしたいタイプで、行動も男前でした。

でも、不意のキスやエッチの時は可愛いです。